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出版社内容情報
昔話『奈良梨取り』――。
そこに秘められた“真実の意味”が多くの人々を首くくりに誘ってきた。
そして今、死の連鎖を断ち切るべく魔王陛下こと、空目恭一が動き出す。
異端の作家・大迫栄一郎、首くくり、奈良梨取り、この3点にまつわる全ての謎を解き明かしてくれるはずの一冊、『奈良梨取考』を追う空目たち文芸部一同に待ち受けていた驚愕の真実とは――。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第4弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
内容説明
昔話『奈良梨取り』―。そこに秘められた“真実の意味”が多くの人々を首くくりに誘ってきた。そして今、死の連鎖を断ち切るべく魔王陛下こと、空目恭一が動き出す。異端の作家・大迫栄一郎、首くくり、奈良梨取り、この3点にまつわる全ての謎を解き明かしてくれるはずの一冊、『奈良梨取考』を追う空目たち文芸部一同に待ち受けていた驚愕の真実とは―。鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第4弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
著者等紹介
甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にぃと
11
下巻も途中まではジリジリとした、目に見えないところに何かがいるような恐ろしさがあったが、特に後半からは急展開で最後までどうなるのか、果たして稜子がどうなるのか予想できない、引き込まれる内容だった。 機関、魔女、小崎摩津方と周りの面々も謎の存在ばかり。何となくこの巻で対立構造などは紹介されたような気もするが、果たして今後どんな展開になるのか。ますます引き込められたし、次巻も読みたくなった。2022/05/17
白火
11
上巻と纏めて一気に読了。上巻と比べると目につく加筆修正部分は少ないけれど、それでも細部に変化がある(摩津方の二人称とか)。そういえば今回は後書きがなかったな…次は目隠しの物語、順調な発刊を心待ちにしております。2020/11/29
彼方
11
異端の作家・大迫栄一郎、首吊り、奈良梨取り…三点を結ぶ先にある驚愕の真実とは…首くくりの物語、後編の第4巻。書き下ろし掌編は村神の幼少期、叔父との会話となっていて興味深い。謎を明かし、ついに対峙する"魔導師"摩津方、軽い暗示で首締てきたり意図的な乗っ取りと…改めて読むと甲田先生作品でも群を抜いて強大で異質な存在だな…。空目の独特な思考や仲間たちの複雑な胸中、機関との嫌な共闘に魔を司る者たちと交錯していくストーリーと舞台は整ってきて、結構重いというのにまだまだ序盤なのですよね…恐ろしい…。2020/11/27
碧海いお
9
3巻の上巻より悲劇ですね…心理描写を読んだら鳥肌が立ちました。2023/01/10
半熟タマゴ
8
書き下ろしページの俊也と叔父さんの話よかった。化け物に襲われたらどうするか真剣に考えてる幼い俊也可愛いですね。2021/09/04
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