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出版社内容情報
『プロジェクト・ファイアウォール』。
それは戦争の悲劇を防ぐため、青少年に課されることになった『VRによる戦争体験学習』。単なる「ごっこ遊び」の域を出なかったはずのその実習は、ある日唐突に混沌のプログラムと化した。
予定されていない兵士――否、人ですらない「謎の敵」の急襲、そして迫り来る「現実での死」の危険……。
高校のクラスメイトとともに、この異常事態に巻き込まれた少年・古橋優馬は、世界4位の成績を持つ兵士で、『フロストバイター』の異名を持つ少女・雨宮千歳が率いるチームに助けられる。
衝突や悲劇を乗り越え、プロジェクトの真相に迫っていく彼らが最後に見るものとは――!?
内容説明
『プロジェクト・ファイアウォール』。それは戦争の悲劇を防ぐため、青少年に課されることになった『VRによる戦争体験学習』。単なる「ごっこ遊び」の域を出なかったはずのその実習は、ある日唐突に混沌のプログラムと化した。予定されていない兵士―否、人ですらない「謎の敵」の急襲、そして迫り来る「現実での死」の危険…。高校のクラスメイトとともに、この異常事態に巻き込まれた少年・古橋優馬は、世界4位の成績を持つ兵士で、『フロストバイター』の異名を持つ少女・雨宮千歳が率いるチームに助けられる。衝突や悲劇を乗り越え、プロジェクトの真相に迫っていく彼らが最後に見るものとは―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
戦争の悲劇を防ぐため、青少年に課されたVR戦争体験学習『プロジェクト・ファイアウォール』。実習中に異常事態に巻き込まれた世界4位の成績を持つ少年・古橋優馬が、雨宮千歳が率いるチームに助けられる物語。化け物じみた敵を相手に仲間が次々と死んでゆくハードな世界で、冷徹な指示を出す千歳に反し見事仲間を救い出してみせた優馬。クールに見えて意外とチョロい千歳はそのギャップが魅力なヒロインで、厳しい現実に直面して意外な真相を知りながらも、ヒロインを救うために駆けつけて共に戦い勝ち取ってみせた結末はなかなか良かったです。2021/08/26
まっさん
29
★★★★☆ 発売前のあらすじからとても期待していた今作。結論から言ってしまうと大きなハードルを更に飛び越えてくる大満足の一作であった。物語の舞台は戦争抑止のため、若者に戦争を体験させる事を目的としたVR世界。訓練期間を終えた主人公・優馬を含むクラスメイト一行が向かう先は、実際に起きた過去の戦場の再現地…のはずが何故か気付けば慣れ親しんだ東京の地。訳も分からないまま訪れる正体不明の異形の化け物からの襲撃。情け容赦なく人間を襲うそいつらは、あろうことか人間を捕食する行動まで見せ始める。敵の正体もこれがVRな→2021/03/08
のれん
18
ラブコメとサバイバルの極端な雰囲気の違いが味になっている。 マガジンとかのデスゲームとかでありがちだが、ラブコメの甘酸っぱさというかほんわかした雰囲気が、この手の作品には珍しく上手い組み合わせ。 反面デスゲームという世界観が足を引っ張っているように感じた。特に後半からの展開はホンマにゲーム関係ない上、必要性を台詞のみで表現していて、無理矢理この要素入れた感があった。 SF要素が悪い意味でフワフワだった。構成は綺麗なので設定方面も頑張ってほしい。2021/02/12
げんごろう
17
VRだけどその戦場での死は現実でも……。 絶望まみれの中でも僅かな希望を信じ前に進む少年少女達の決死劇。時折見せる甘い一時も良いアクセントになっていて大変面白かったです。ヒロインのギャップも最高でした。 彼らからすると堪ったもんじゃないと思いますが、続編を期待したい作品ですね。2021/02/16
TERU
15
あらすじからSAOをイメージされるかと思います。死んだら終わりのデスゲームに巻き込まれた少年少女達が生き残りをかけて戦う話なので大枠は同じです。ですが基本的にこの作品は理不尽で情け容赦ない展開が多く、面白い世界観です。 前半は謎の化物との戦いの中で死に物狂いで戦う様子はとても良かったです。後半から少し早足で急展開な感じは否めませんでした。 シリアスで緊張感のあるSAOが読みたい方にオススメ。 これは続刊が出たら読みたいと思いました。 2021/03/23