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出版社内容情報
千年の時を経て目覚めた最強の聖仙が、残虐な妖魔を殲滅する!
内容説明
時空を超え目覚めた最強の霊術遣いが、残虐な妖魔を殲滅する!「世界の破壊」、それが人と妖魔に虐げられた少女かがりの願い。最強の聖仙の力を宿す彩紀は少女の願いに呼応して、先年の眠りから目を覚ます。世界にはびこる悪鬼を、悲劇を打ち砕く痛快バトルファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
37
★★★★★ 読み終えた時にこれまた素晴らしい新作が登場したな、と思わず唸ってしまうほど面白かった今作。GA文庫から刊行されている「ひきこまり吸血姫の悶々」の著者の小林湖底先生が繰り広げる電撃小説大賞銀賞受賞作品。ひきこまりと違ってこちらは世界観や設定などがかなり重厚な分、飲み込むまでに少し時間がかかるかもしれないが、いざその世界観に順応すると途端にページを捲る手が止まらなくなる。OLI因子が満ち溢れる世界で、寇魔という異形の怪物たちに人間が家畜の如く扱われている世界。人間は寇魔に媚びへつらい、小さなコミ→2020/05/04
まるぼろ
29
今から1000年くらい後の話、OLI因子と言う世界構築因子を持つ「寇魔」に支配される地で、妖狐の因子を持つ熾天寺かがりは村の人々から忌み子として迫害されていたが…と言う所から始まるお話。とても面白かったです。とかく不条理極まりない世界にて村で迫害されていたにも関わらず良い意味で擦れていないかがりは強いと思えましたし、彩紀や寇魔達との戦いにも左右されるOLI因子の厄介さも物語に深みを与えていてまた面白かったです。今巻で寿老人と弁財天を打ち倒した彩紀とかがりですが、次巻はどんな話になっていくのか楽しみです。2020/05/07
サケ太
21
近未来の社会が崩壊した先の世界。SFから、和風、中華、妖怪などの様々な要素が詰め込んである作品。ハチャメチャで、世界観を把握するのに時間を要するも、主人公のキャラやヒロインの立ち位置に慣れてくると、どんどん楽しくなる。世界を壊したいと願う少女。その願いは本当に彼女だけのものか。引きもかなり気になる作品。2020/04/18
虚と紅羽
19
コメディかと思ったら俺TUEEEEで、かと思ったら裸族の最強変態だった。ん?最強でもないのか?イマイチ力量差が分からん。後出しジャンケンなんでも来やがれチートインフレって感じ。悪く言うとごちゃごちゃ、良く言うと意味わかんねぇ(きっと作者も同意してくれる)。 面白いような面白くないような。これハッピーエンドになるの?神津彩紀がラスボスとかそういうオチになるのでは?だってあいつこそが、この世界を最も神代の時代に戻したがってるんだもの。 うーんなんだかなぁ。なんだかなーーーーー!2020/06/05
ツバサ
17
設定が割と混み合っていて、分かりづらかったな。自分に理解力がないからかもだけど。主人公がとことん不憫で、希望が湧いたら絶望になるのが辛いなぁ。ただ、苦しみ続けていたからこそクライマックスが盛り上がった。2020/04/11