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内容説明
高校生の夏の祭典、インターハイが今年も始まる。県予選で二年振りに復帰した高槻優雅は、不安を抱える膝を庇いながら、慎重にトレーニングを進めていた。そんな中、会ったこともない父親が指揮を執る青森市条高校より、予期せぬ連絡が入る。父親との遭遇に優雅が複雑な感情を抱く傍ら、レッドスワンを指揮する舞原世怜奈は、今度こそ高校サッカー界を制するため、チームを生まれ変わらせようとしていた。レッドスワンサーガ、邂逅と混沌の第五幕!
著者等紹介
綾崎隼[アヤサキシュン]
1981年生まれ。新潟市出身。2009年、第16回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作の『蒼空時雨』でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズなど著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
43
優雅は10分間で十分と思えるほどの活躍ぶり、こんな選手にフルタイムで走り回られたら相手チームはどうすればいいのやら。知力を使った作戦とその結果が作者の夢のサッカーを思わせて楽しめる。優雅に対する父親の態度はもう少し何とかならないだろうか、とも思うがそういう性格なのだろう。2024/10/15
よっち
43
インターハイが今年も始まり、不安を抱える膝を庇いながら慎重にトレーニングを進める優雅。そんな中、会ったこともない父親が指揮を執る青森市条高校より予期せぬ連絡が入る第五弾。インターハイ制覇に向けて着々と布石を打つ世怜奈。それぞれの恋模様だったり、青森市条高校の監督を務める父・涼雅との再会など、見どころも多い今回の展開でしたけど、レッドスワンの戦術もさることながら、10分程度の出場でここまで分かりやすい結果を残してしまう優雅も凄まじいですね。最後のあれで二人の関係にも変化が起きるのか…その行方も気になります。2020/12/02
Junichi Yamaguchi
34
『いつだって誰もが想像しなかったやり方で、世界を変えていく』… シリーズも終盤。完結編。 彼女が指揮した「混沌」には脱帽。 さぁ、次巻で完結。 楽しませてもらいたい。。 2021/02/01
よっしー
25
なんというか…開始10分で確実に仕事をする優雅、プロでも難しいことをさらっとやってのけるのが凄すぎます!! 世怜奈先生の戦術もですが、それをやってのける彼らに脱帽です。普通に考えたらあり得ないであろう展開なのに、読者を魅了させる展開での試合、次の完結編が楽しみです。2021/04/09
きあら
24
高槻優雅、高校3年最後のインターハイ。新潟予選のタイムアップ間際から出場し圧倒的な結果を残した予選から、本作でいよいよ本戦へ。盛り過ぎとか、非現実的とか、都合良すぎとか、色々言いたくなる気持ちも分かった上でも、優雅のプレーにドキドキしてしまう。次巻でいよいよ市条高校と対戦か、とそれ以上に続きが気になるこの終わり方✨2020/12/09