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出版社内容情報
普通の高校生活を送る僕・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」という不思議な現象。それは毎日、午後1時35分に起こるようになった。
好奇心を抑えられず、学校の外に繰り出した僕は、そこで僕以外にも動ける女の子・篠宮時音と出会う。彼女と共に時が止まった世界を楽しむうちに僕は、彼女に恋をした。
でも、彼女は大きな秘密を抱えているようで――。
実写映画化作品を大幅加筆修正し、装いを新たに登場!
内容説明
普通の高校生活を送る僕・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」という不思議な現象。それは毎日、午後1時35分に起こるようになった。好奇心を抑えられず学校の外に繰り出すと、そこで僕以外にも動ける女の子・篠宮時音と出会う。彼女と共に時が止まった世界を楽しむうちに僕は、彼女に恋をした。でも、彼女は大きな秘密を抱えているようで―。実写映画化原作を大幅加筆修正し、装いを新たに登場!
著者等紹介
仁科裕貴[ニシナユウキ]
広島県出身。元警察官という異色の経歴を武器に、精緻を極めた文体と温かい人物描写を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
62
SFでありながら、直球のラブストーリー。短編の時音、一瞬キャラ変わってるような違和感がありました。2019/09/05
よっち
43
普通の高校生・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」不思議な現象。好奇心を抑えられず学校の外に繰り出した彼が、そこで自分以外にも動ける女の子・篠宮時音と出会う青春小説。最初は篠宮に警戒されながらも、時が止まった世界「ロスタイム」の中で一緒に楽しい時間を過ごすうちに、少しずつ確実に彼女に心惹かれてゆく孝司。けれど彼らにとってかけがえのない貴重な時間には原因があって、高校生ではままならない残酷な現実があって、それでも諦めなかった孝司の覚悟と、その引き寄せた結末にはぐっと来るものがありました。2019/08/24
ami*15
42
午後1時35分になると1時間だけ時が止まる現象を孝司は“ロスタイム”と名付けた。孝司は時の止まった世界を彷徨ううちに時音という自分以外の時が止まった中で動ける人物と出会う。ロスタイムを上手く利用し、夢のような時間を重ねていく2人だが、時音には深刻な宿命が隠されていた。ストーリーとしては超王道な青春小説ではありましたが、作中の要素に関する説明が細かく描かれていて、作品が持つ世界観をより濃く味わいやすい印象を受けました。時音にとってのロスタイムは実現できなくなった青春を現実にした時間なのかもしれない。2019/09/22
稲荷
20
読みやすくて設定もよかった。ただ、個人的に主人公の男の子はあまり好きになれなかったな〜。続編も読みます。2020/09/16
chi.
14
毎日1時間だけ時間が止まる“ロスタイム”に出会った高校生男女の恋愛物語。映画化するので復習がてら読了。大まかな内容は覚えていたけれど、細かいところは忘れてしまっていたのでちょうど良かった。特別掌編の「ホワイト・ロジック」、時音ちゃんちょっとテンション高め。大幅に加筆修正しているようなので、以前の作品と読み比べるのも良いかも。2019/09/19
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