ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王

上遠野 浩平【著】/緒方 剛志【イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 291p／高さ 19cm
• 商品コード 9784049122756
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

“ぼくは歪曲王。君の心の中にある歪みに君臨するもの。君が歪みを黄金に変えることができるまで、ぼくはずっと君の側にいるだろう――”二月十四日の聖バレンタイン・デイ。都市のど真ん中に屹立する異形の高層建築〈ムーンテンプル〉の観覧イベントに集まった人々を巻き込んで世界が歪んでいく。人々に甘く囁きかける歪曲王は、すべてがねじ曲がったその世界こそ天国にいたる階段だという。そして、そこにはもうひとつの奇妙な影がまぎれていた。“やはり来たな、ブギーポップ……！”人の心に棲む者同士が相まみえる時、終わりなき一日が、幕を開ける。巻末に上遠野浩平書き下ろし「補記」を収録、イラストレーター緒方剛志描き下ろしイラスト仕様で贈る、「ブギーポップ」新装版。

内容説明

“ぼくは歪曲王。君の心の中にある歪みに君臨するもの”“君が歪みを黄金に変えることができるまで、ぼくはずっと君の側にいるだろう―”二月十四日の聖バレンタイン・デイ。都市のど真ん中に屹立する異形の高層建築“ムーンテンプル”の観覧イベントに集まった人々を巻き込んで世界が歪んでいく。人々に甘く囁きかける歪曲王は、すべてがねじ曲がったその世界こそ天国にいたる階段だという。そして、そこにはもうひとつの奇妙な影がまぎれていた。“やはり来たな、ブギーポップ…！”人の心に棲む者同士が相まみえる時、終わりなき一日が、幕を開ける。エンタメノベルの歴史を変えた「ブギーポップ」。巻末に上遠野浩平書き下ろし「補記」を収録、イラストレーター緒方剛志描き下ろしイラスト仕様で贈る新装版。

著者等紹介

上遠野浩平［カドノコウヘイ］
１９６８年生まれ。１９９８年『ブギーポップは笑わない』で第４回電撃ゲーム小説大賞“大賞”を受賞し、電撃文庫からデビュー。その後は電撃文庫をはじめ、ジャンルを越えて様々な作品を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[秋良]

シリーズの中でもお気に入りの一つ。自分の中の歪みを突きつけてくる歪曲王と、怪獣と戦うブギーポップ 。補記は紙木城と志郎の会話。志郎って意外とドライな感じだったんだ……。エコーズの面倒をみたり、歪曲王に方向性を与えたり、実は世界を救ってる紙木城さん。

2019/04/08

[warimachi]

当時の書評で大森望が褒めてたのがたしかこの巻だったので、実は長年気になっていた。読んでみたら面白い。気持ちよく騙されたような気持ちにさせてくれる話だった。

2020/08/21

[でーたべーす]

この書き下ろしが今更読めるというのもなんとも。

2019/03/24

[morelemon]

アニメ化に合わせた新装版5冊目。アニメもここまででしたね。文庫でも読みましたが再読してみてやはり面白い。様々な要素をてんこ盛りにした感じで読んで満足でした。最後の補記もよかったです。20年たってまた読めるとは思いませんでした。

2019/06/19