電撃文庫<br> 僕と死神の七日間

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電撃文庫
僕と死神の七日間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049122022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

死んだっていい。 君と出会う前は、そう思っていた――。「私は死神。あと七日で死ぬことを君に伝えに来たの――」
 塾の帰り道の交差点で出会った、僕にしか見えない彼女は、死を告げに来た死神だった。
 頑張ったところで意味なんてない。尊敬する兄の死後、僕は生きる価値を見いだせないでいた。それがあと七日だと聞かされたからって、どうだというのだ。
 そんな僕を哀れんだのか、彼女は一緒にとびっきりの七日間を過ごそうと提案してきて――。
 生きることに執着しない僕と、生きて欲しいと願う死神が過ごした、切なくも美しい七日間の物語。

蘇之 一行[ソノ カズユキ]
著・文・その他

和遥キナ[カズハルキナ]
イラスト

内容説明

「私は死神。あと七日で死ぬことを君に伝えに来たの―」塾の帰り道の交差点で出会った、僕にしか見えない彼女は、死を告げに来た死神だった。頑張ったところで意味なんてない。尊敬する兄の死後、僕は生きる価値を見いだせないでいた。それがあと七日だと聞かされたからって、どうだというのだ。そんな僕を哀れんだのか、彼女は一緒にとびっきりの七日間を過ごそうと提案してきて―。生きることに執着しない僕と、生きて欲しいと願う死神が過ごした、切なくも美しい七日間の物語。

著者等紹介

蘇之一行[ソノカズユキ]
『マンガの神様』(電撃文庫刊)で第21回電撃小説大賞“銀賞”を受賞。同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ami*15

54
死ぬ時に何かしらの未練はきっと残ると思う。でも今の人生でやりたいことはとことんやっていきたいと感じた作品でした。兄の死をきっかけに生きることに苦しさを抱えていた「僕」。「僕」の前に現れた「死神」と名乗る不思議な少女とは何者でなぜ彼の前に現れたのか。「僕」が死神と過ごした日々からは兄が弟に託した家族への思いや後悔のない人生とは何かという答えを知り、ラストでは未来で2人が再会する時が形は切ないけど楽しみになりました。ありがちなパターンの話だったのががっかりですが、イラストが好みなのでまあ良しとします(笑)。2018/11/25

た〜

28
直前に8日間で滅亡な話を読んで、1冊無関係な話を挟んで7日で死亡な話でした。閑話休題。ある時突然に死神が現れてもうすぐ死ぬことを告げられるというべたな設定。そこから終盤までテンプレ通りな話が続く。ラストは悪く無いかな。単純なハッピーエンドじゃないあたりが。2019/01/14

わたー

16
【試し読み】死神の少女と出会い、7日後の死を宣告された主人公が、自分の未練と向き合う物語。憧れの兄の死により厭世的になっていた主人公が、お人好しな死神に巻き込まれていく姿をコミカルに描いているので、逆にこの出会いが未練となるのではと思った。ここから主人公の死という決められた結末にどう繋いでいくのか気になる。2018/11/10

真白優樹

13
尊敬する兄の死後、生きる意味を見出せない少年が、死神と名乗る自分にしか見えない少女に出会い始まる物語。―――最後の日々に届く、もう交われぬ者達が遺した思い。 七日後の死、そこに向かい緩やかに進む中訪れる、心残りの死の悲哀。だけどそんな心に吹き込むのは、もう同じ時を生きれぬ者達からの背を押す声。そんな乾いてひび割れた大地に、静かに水が染み渡るかのような物語であり、同じ時を生きれぬ少女との触れあいにより少年が蘇り、また前へと歩き出す。そんな彼のようにふと背を押される物語である。 うん、しみじみと面白かった。2018/11/10

chi.

11
生きることに執着しない主人公は、ある日出会った死神に「あと七日で死ぬ」ことを伝えられる。未練なんてなかったはずの主人公が七日間を死神と過ごすうちにだんだんと変化していく、ボーイミーツガールな物語。ラストは見方によってはハッピーエンド。死神もいつか報われるといいなと思う。2020/04/11

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