内容説明
「英語」は、悪魔のようにイングランドに現れた。5世紀に海を越えてやってきたゲルマン人の戦士によってもたらされ、激しい暴力のもと、この地に根づいた言語だったのだ。それは英語にとって、その後1500年続く長い苦闘の始まりだった。しかしその間も、ウェールズ、オランダ、インド、中国…と英語は世界を一周し、その過程でラテン語、サンスクリット語、アラビア語、中国語をはじめ何十もの言語を次々と吸収し、世界一の言語へと発展していった!最初は15万人にしか話されていなかった英語が、どのようにして15億人が使う言語になったのか?「英語」が語る、スリルと興奮、波瀾万丈のドラマに彩られた冒険物語。
目次
英語の出発
危機一髪
苦難の時代
試練のなかでの進化
王座奪還
新生イングランドの文学者チョーサー
神の言葉となった英語
国家の言葉へ
壮大な権力闘争の果てに
言葉のルネサンス〔ほか〕
著者等紹介
ブラッグ,メルヴィン[ブラッグ,メルヴィン][Bragg,Melvyn]
1939年生まれ。オックスフォード大学で歴史を学ぶ。ガリレイやニュートンなど偉大な科学者の功績を描いた『巨人の肩に乗って』(翔泳社)をはじめとしたノンフィクションや、PEN賞を受賞したThe Hired Manなどの文芸作品を多数発表。ロンドンおよびカンブリア在住
三川基好[ミカワキヨシ]
1950年、東京生まれ。早稲田大学教授。翻訳家。盛岡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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