出版社内容情報
つつみ[ツツミ]
著・文・その他
内容説明
短大を卒業したつつみは就職し、一人暮らしを始めます。母からやっと逃れられたと思いきや、母は執拗につつみに連絡し、ついには家に押し掛けるように。ストレスのかかったつつみはうつ病を患い、退職。まわりの支えもあり、つつみは少しずつ立ち直り、母親と絶縁する決心をします。娘に執着し続ける母から逃れるため、つつみがとった行動とは…。
目次
第1章 学生時代
第2章 絶縁への道
第3章 幸せへの道
著者等紹介
つつみ[ツツミ]
20代。シングルマザーである母親との暮らしを描いたInstagram『毒親に育てられました』が話題になり、『毒親に育てられました 母から逃げて自分を取り戻すまで』『毒親に育てられました2 多感な思春期に毒母と暮らして自己肯定感ゼロの少女になりました』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
完結です。過酷な著者の未成年時代に胸を痛めた前2巻。それと比べ、社会に出て様々な気付きを経て「自分」を確立していくこの巻は救いがあって一息付けました。娘が食い入るように読み、「このお母さんはどうしているんだろうね」とポツリ。そうだね…結局彼女は何を考えていたんだろうね…。2023/01/17
わむう
25
公共図書館で3巻だけあったので借りました。読んでいてしんどかった。親に苦しめられている子がたくさんいるんだろうなと思いました。そして、事情を知らない他人から親のことを大事にしなさいと言われて、もっと傷つく子も。子どもの頃に祖父母が優しくしてくれたのが彼女にとて救いだったんだと思います。2022/12/01
スリカータ
16
1〜2巻は未読で、完結編であるこの本だけを読んだ。母親自体も父(作者の祖父)から虐待を受けて身体に傷が残っており、自分がされた通りにしか育てられないと言っていたが、そこに負の連鎖がある。私も両親から暴力を受けたが、自分が親にされて嫌だったことを我が子にしないと決めて子育てをした。つつみさんは良い伴侶と義理の両親を得て、お子さんと良好な関係を築けそうなので良かった。母親が寂しさからつつみさんに極度に依存していたのだろうね。2023/05/06
@com
10
人生途中でやめなくてよかったです。味方は近くにたくさんいてそれに気付けて助けを求められてよかった。つつみさん母はブログ等を見て何を思ったのでしょうか・・・とにかく幸せになれてよかった。2023/07/09
呼吸器内科医K
3
母と縁を切れてよかった、つつみさん。住民票の開示制限をかけることができるなど、社会的に学ぶことも多いシリーズだった。2025/03/31