出版社内容情報
東京・恵比寿。裏通りの目立たない扉を開けて、急な階段を上がる。
と、そこには、外からではまったくわからない空間が広がっている。
「ほねラボラトリー」という不思議な名前のこの店には、
夜な夜なワインと、季節の味を求めて、愛好家たちが足を運ぶ。
店主の櫻庭基成郎は、一切の料理修業をしたことのない、異色の料理人。
フランス料理店のフロアからこの世界に入り、さまざまな店を渡り歩き、
独学で料理とワインのことを学び、店を開いた。
数多の著名人も愛するこの店には、お決まりのレシピがない。
櫻庭が一人で切り盛りし、四季はもちろんのこと、
日ごとに変わる食材の状態によって調理の仕方を変えてきたため、
いつからか、レシピを残すのをやめていた。
料理とともに提供するワインも、日ごとに異なる。
「このワインを飲んでもらいたい」からレシピが始まることもあれば、
「この食材をいちばん美味しく食べてもらいたい」から始まることもある。
本書では、そんな櫻庭の展開する独自の料理とワインのマッチングを
家庭でも応用しやすいレシピとともにじっくりと紹介。
その世界観の、ほんの一端ではあるが、「こんな組み合わせがあった!」という
驚きとともに味わってほしい。
内容説明
知る人ぞ知る隠れ家的名店の、門外不出のレシピ。従来のセオリーとはひと味もふた味も違う料理とワイン、驚きのマリアージュ。
目次
第1章 ワインに合うつまみ、つまみ…(鯛捌き、熟成…;つまみその1 一日目の鯛/二日目の鯛/三日目の鯛/四日目の鯛;つまみその2 〆さば/〆さばののり酢がけ ほか)
第2章 ワインが進むメインと食事(メインその1 真鴨焼き;メインその2 イチボのステーキ;メインその3 ぶりの塩蔵わかめ焼き ほか)
第3章 宴のあとに…デザート(デザートその1 たまたまプリン;デザートその2 ワインに合うチョコレート;デザートその3 フルーツとチーズ、あんこのパフェ ほか)
著者等紹介
櫻庭基成郎[サクラバモトシゲ]
1968年、東京生まれ。高校卒業後、四谷の「レストラン朱鷺」に入る。フランス料理のフロア、バーテンダーなど、いくつかの業種を経験し、2000年に東京・目黒に「魚のほね」を開業。2005年より恵比寿に移転、その後店名を「ほねラボラトリー」に変更。料理は独学で学び、日本人のアイデンティティーに根ざした、和食を主体にした料理を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- レベルMAXのAIロボットとSSS級の…