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出版社内容情報
誰よりも芸人に憧れ、芸人になり、そして芸人の概念を超えた革命者・又吉直樹。
独特の言葉と間を操るその表現世界と人間に、迫る。
【巻頭特集】
又吉直樹ロングインタビュー
【スペシャル対談】
1、×佐藤千亜妃(きのこ帝国)
2、×西野亮廣(キングコング)
3、×秋元 康
【書き下ろしフォトエッセー】
理想の女性 Feat.のん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
年越しそばそっくりおじさん・寺
63
映画『火花』に合わせたらしきピース又吉特集ムック。寄稿者も対談ゲストも豪華メンバーである。みんな『火花』『劇場』をきちんと読んでいるのが気持ち良い。私は又吉直樹が好きである。慕わしいと思う。テレビの読書芸人の中でも、本が好きな人の良い雰囲気を持っているのは又吉だけだと思う(みんなそれぞれ好きだが)。どれも読み応えがあったが、オリエンタルラジオ中田による又吉論は見事だった。又吉の笑いは「弱さに寄り添う」とはまさしく。シュールな様で暗い様で、優しい。『火花』は本当に名作である。あの真剣な優しさは素晴らしい。2017/12/05
やまゆ
10
西野や秋元さんとの対談が興味深かった。特に西野とは切り口は違えども、芸人というものの考え方の方向性は同じベクトルなんだと気づいた。2018/02/09
Sue
6
こういったムック本を隅々まで読んだのは初めてで、記録。恥ずかしながら今までの私だと「解釈が違った」「精読できていない」という考え方に陥るのが無駄なことのように思っていて作家の物語は読むけど話は聞かない、というかんじだった。だけどそれは、ただただ物語を自分の好きなように手にしたい欲だった。 又吉さんの作品からは、人の気持ちを考えてみたい、対話してみたいという人間味がひりひりと伝わってくる。私でも他人の思考を大切にしたいと思う。自然と又吉さんの言葉に手が伸びる。本と人はとても側にあると思うようになった。2017/12/17
うたかた
6
朝一届いて、せっかく淹れたコーヒーが冷めるくらい夢中で読んでしまって、途中ではっとした。 好きになり過ぎると、なぜか嫌いになれる部分を探そうとする、読んで辛い箇所たくさんあるのに、それでも嫌いになれら要素なんて 一ミリもなかった、むしろ好き、又吉さんが大好き。そして、忘れらんねえよ、柴田さんの『劇場』の感想文で期せずしてボロ泣きしてしまった。真っ直ぐな人でした。2017/11/23
サイバーパンツ
5
雛壇芸人的な瞬発力は弱いが、芸人の枠組みを広く捉え、お笑い-文学に境界線を引かない又吉は、西野亮廣とベクトルが近い。自分の世界を持った又吉に対して、客観性の人間だと自身を評し、ジャンルを軽やかに横断するメタ文学者の秋元康は、アイドルという未完の物語にレールを敷き、コントロール下を離れる中で完成を試みるが、それはまさに小説を書くという営みに近いもので、出発点こそ違えど、物事の捉え方が似ている二人の対談が、奇妙に噛み合っていて面白い。本来テレビ的ではない又吉の気質を秋元がプロデューサー的に分析する点を含めて。2022/01/13




