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出版社内容情報
高校3年生になって一発目のテストで、まさかの赤点を3つもとってしまった剣崎康雄。原因は異世界の危機を救うための勇者修行とあって、康雄を指導する魔導機士ディアナは責任を感じ家を出ると主張。剣崎家ではまたしても緊迫の家族会議が開催されることに。
そんな康雄たちの前に、異世界からの新たな使者、ハリーヤが現れる。ディアナの上司だという銀髪美女は康雄の勇者修行に反対で、学校にまで追いかけてくる始末。追試の勉強もままならない中、ディアナとの関係を誤解した同級生の翔子ともギクシャクしたままで……。
異世界を救う前に康雄の追試が大ピンチ!? 一体どうなる庶民派ファンタジー!
内容説明
高校3年生になって一発目のテストで、まさかの赤点を3つもとってしまった剣崎康雄。原因は異世界の危機を救うための勇者修行とあって、康雄を指導する魔導機士ディアナは責任を感じ家を出ると主張。剣崎家ではまたしても緊迫の家族会議が開催されることに。そんな康雄たちの前に、異世界から新たな使者、ハリーヤが現れる。ディアナの上司だという銀髪美女は康雄の勇者修行に反対で、学校にまで追いかけてくる始末。追試の勉強もままならない中、ディアナとの関係を誤解した同級生の翔子ともギクシャクしたままで…。異世界を救う康雄の追試が大ピンチ!?一体どうなる庶民派ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
33
赤点と戦う第二弾。異世界の危機を救うための勇者修行が原因で赤点3つを取ってしまうところから始まる話。異世界の危機よりも赤点をなんとかしなくちゃいけないとか何て世知辛い作品なんだ。異世界サイドも一枚岩ではないとわかった中、たとえ望まれていないとしても異世界を救うため、なんとか自分の出来ることをやろうとする康雄の姿は中々カッコ良かったですね。そして帯刀さんもしっかりと存在感をアピールしてくれてたし、今回も楽しませてもらいました。現実的な問題とこれから先の問題。康雄たちのこれからが気になるし、次巻も待ってます。2017/08/11
かんけー
24
最初チョッとモヤモヤ?中盤以降ニンマリ展開!康雄が勇者に浮かれて、勉学が疎かになって?赤点三教科やらかして♪魔法の修練も進まず、新たにニホンにやって来たアンテ・ランデの使者ハーリアに厳しく叱責され、凹む。モヤモヤが少しだけ解消?(-_-)赤点問題は追試と言う形で事無きを得たが?帯刀翔子嬢の存在が俄然クローズアップされて物語の緊張感を煽ってくれる(^.^)翔子嬢とシィ?との関係性、ハーリアの意外な行動に読者と康雄、ディアナは翻弄されて?ラストで康雄も決めて魅せてくれるし溜飲が下がった(^_^)v暗躍?する→2017/08/17
まるぼろ
16
さて今巻はアンテ・ランデからディアナの所属する騎士団の上官に当たるハリーヤがやって来るお話です。今巻も面白かったです。康雄の赤点云々な話は割とあっさり解決したのでさて置くとして、もう一方の作品でのエンテ・イスラでもそうですが、勇者が平和を取り戻した後の世界と言うのはやはり表面化するするしないの差はあるものの人同士の争いが付き物なんだなぁと思ったりしました。今回の騒乱の現況だったハリーヤの件は片付いたものの、翔子に取り憑いたシィの件や新たに出てきた黒幕の名などもあり…、次巻も楽しみです。2017/08/13
あかね
14
妹の方が才能がありましたか…兄としてはちょっと辛いですよね。親のように攻撃魔法などで大切な人を守りたいのに、自分にはそれが向いていない。と自覚するのはキツいですよね。それでも治癒魔法には自分は特化していると気づいた主人公がいったいどのように『英雄』を目指してくれるのかこの先の展開に期待ですね。 あとメインヒロインのディアナとの絡みがもう少し見たいです2017/09/28
サケ太
14
父親が勇者だった物語2巻。前巻のようなパンチは少ないものの、面白い。赤点三つなんて、受験生としては割りと危ない感じからスタート。こっちの世界の勉強も、あっちの世界のための修行も巧くいっていない。新キャラのハリーヤが突きつける現実。シィの謎は深まる。それを利用する勢力。翔子の想い、その立場。康雄の戦い方。ディアナは可愛いし、世界観も広まってきていて更に面白くなりそう。2017/09/05