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出版社内容情報
工兵、次郎丸、梅林 VS 立華、藤崎の対決となった総合商社二社のインフラ統合案件は、暗躍するスピリッティアの貝塚の介入もあり、業界全体を巻き込む事態に。国内の主要なIT企業を押さえられ、案件を進める術を失った工兵が目を向けたのは……まさかの海外大手!?
一方、工兵の総務部への異動話もまったなしの状況に。スルガシステムの未来と、立華のいるSE部を守ること、そして自身のエンジニアとしてのキャリアに悩む工兵の選ぶ道とは──。
萌えるSE残酷物語、感動のシリーズ本編完結編!
内容説明
工兵、次郎丸、梅林VS立華、藤崎の対決となった総合商社二社のインフラ統合案件は、暗躍するスピリッティア、貝塚の介入もあり、業界全体を巻き込む事態に。国内の主要なIT企業を押えられ、案件を進める術を失った工兵が目を向けたのは…まさかのあの人物!?一方、工兵の総務部への異動話も待ったなしの状況に。スルガシステムの未来と、立華のいるSE部を守ること、そして自身のエンジニアとしてのキャリアに悩む工兵の選ぶ道とは―。萌えるSE残酷物語、感動のシリーズ本編完結編!
著者等紹介
夏海公司[ナツミコウジ]
兵庫県出身。『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さばかん
46
エンジニアはやめとけ……。 いいか、SEだけはやめとけ……。 はぁ………………橋本課長と結婚したいだけの人生だった………………。2019/03/26
よっち
41
立華、藤崎との対決となった総合商社二社のインフラ統合案件。暗躍するスピリッティアの貝塚の介入もあり、業界全体を巻き込む事態に国内の主要なIT企業を押さえられ、案件を進める術を失った工兵が決断を迫られる第十六弾。普通だったら諦めてしまいそうな絶望的な状況でも、立華との決着を後悔のないものにしようと諦めない工兵。成長を実感する彼が直面したキャリアの分岐点での決断は現実的な落とし所だったのかもですが、せめて人間関係の方はもう少し具体的な形で決着の方向性を提示できると良かったのかなと。ともあれ完結お疲れ様でした。2017/08/10
わたー
36
★★★★★SE残酷物語完結。学生の頃に読み始めたのに、いつの間にか桜坂よりも社会人生活が長くなっていた。感慨深い。閑話休題。本編が完結して思うことは、やはり入社2年でここまで成長するのは凄いという点と最後の選択だけはいただけないかなという点だろうか。技術一本で生活するには技術力がまだ足りないし、安定を捨ててまで選ぶほどSEは魅力的には思えないかなと。しかし、シリーズ全体を通して、面白かったという評価は変わらない。文庫未収録の短編が結構な分量あるので、いつかは文庫化して欲しい。2017/09/11
しぇん
22
完結。業界のフィクサーレベルの話にインフレしまくってしまいましたが、そこからの痛快な逆転劇はいつも通り面白かったです。何時も不在だった藤咲部長のちょっとヤバい所も垣間みえたりで。工兵の選んだ道は勿体無いなとしか思えないですが、まぁ、よくまとまっていたなと。2017年に出版されてますが、技術軽視な時代はどう受け止められてのかな?と。役員レベルでは会社されたままとしても、プロパーとかですごく出来る人増えてる気もします。中々面白いシリーズでした2023/01/18
RASCAL
20
うっ、まさかのシリーズ完結。この話、大好きだっただけに終わっちゃくなんて寂しい。アニメ化されるんじゃないかと期待していただけに残念。それにしても最後に工兵くんが選んだ道が意外というか、ありえなすぎ。夏海さん、SE残酷物語、SEにだけはなっちゃいけないなどと言いながら、SE辞めてラノベ作家になったくせに、SEという職業は愛しているんですね。2017/09/09