点と魂と―スイートスポットを探して

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点と魂と―スイートスポットを探して

  • 小山 実稚恵【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2017/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048929394
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

プロフェッショナルには共通の“魂”がある点(スイートスポット)を使いこなすことは、人生の芯をとらえること。その理想を追い求める魂こそ、一流の証なのだ。
日本を代表するピアニストである小山実稚恵が、雑誌「音楽の友(音楽之友社)」で2年間に渡り連載した対談をもとに新たに書き起こしたエッセイ。
12人のプロフェッショナルとの対談から得た、たくさんの学びや貴重な発見を綴る。
■集録対談者(敬称略)
原田雅彦/荻原健司/岡崎朋美/高橋尚子/大竹しのぶ/野村萬斎/工藤公康/奥野史子/羽生善治/小林寛道/熊川哲也/山崎直子

序章

第1章 雪と氷とピアノ
  身近だった雪と氷
  「点をつかまえて」飛ぶ
  ピアノの音も天候で変わる
  悪天候のせいにせず、あきらめる
  舞台を支えるワックスマンと調律師
  世界一のリンクにする
  スケート靴は素足で履く
  「未知のスピード感」を求めて

第2章 「好き」が自分を動かす
  ピアノに魅せられて
  きつい練習のあとに、また走る
  オリンピックでは靴を50足用意
  「好き」が強さの原点
  気持ちだから、声は枯れない
  いつもゼロからはじめる
  すり足で動く「ゴジラ」
  狂言をやる意味とは
  “額縁”のなかの空間を埋める

第3章 心とからだの脱力
  ピアノに腕力は必要ない
  脱力できれば、いい投手になれる
  ボールを持つようにコップをつかむ
  自分のからだに敏感になる
  脱力と浮力
  日に10時間も水中に
  良い緊張と悪い緊張
  脱力して、集中する
  将棋とコンチェルトの相似
  『クロイツェル・ソナタ』のように演じる

第4章 からだを意識して、軸を究める
  スポーツに熱中した高校時代
  名人はからだの深いところを使う
  動物の動きとピアノ演奏の関連
  「馬」と「豹」を使い分ける
  タッチしたあとも気を抜かない
  美しい歩き方はショパンにつながる
  落ち着きのない子は動きが速い
  年齢を重ねるということ
  宇宙へのロマン
  人間の五感はどう変わる?
  宇宙にはバッハが合う
  地球の美しさは、命の尊さ

第5章 12年のピアノとの旅
  ピアノで旅をする「音の旅」12年間24回のリサイタル・シリーズ
  企画者と演奏者
  「12」と「24」
  旅は回帰する
  人生を変えた東日本大震災
  目が覚めた、ひと言
  子どもたちの強さ
  『夢ひろば』始動
  『ボレロ』のリズムに乗って

終章 ――想いを傾ける

小山実稚恵 年譜


小山 実稚恵[コヤマ ミチエ]
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー、ショパンの二大国際コンクールに入賞した唯一の日本人。2006年から全国6都市にて行われている“12年間・24回リサイタル・シリーズ”が、2017年にいよいよ12年目を迎える。2015年夏より被災地活動の一環として自ら企画立案したプロジェクトが、仙台においてスタート。CDはソニーよりリリースしており、2017年5月には、30枚目の『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』をリリース。2016年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

梶山 寿子[カジヤマ スミコ]

内容説明

日本を代表するピアニスト・小山実稚恵が12人のプロフェッショナルとの対談から得たたくさんの学びや貴重な発見を綴る。点(スイートスポット)を使いこなすことは、人生の芯をとらえること。その理想を追い求める魂こそ、一流の証なのだ。

目次

第1章 雪と氷とピアノ
第2章 「好き」が自分を動かす
第3章 心とからだの脱力
第4章 からだを意識して、軸を極める
第5章 12年のピアノとの旅
終章―想いを傾ける

著者等紹介

小山実稚恵[コヤマミチエ]
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、常に第一線で活躍し続けている。2006年~2017年までの全国6都市における“12年間・24回リサイタル・シリーズ”は、楽壇史上に残る金字塔。2005年度文化庁芸術祭大賞、2013年度東燃ゼネラル音楽賞ならびにレコード・アカデミー賞、2015年度文化庁芸術祭優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2016年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

49
ピアニスト小山実稚恵さんの音楽観の本かと思いきや、音楽の友誌に連載された、トップ・アスリートや各界の粋人との「脱力の極み」をテーマにした対談をエッセイにまとめたものだった。肩透かし感あったが読み始めてみると、著者が盛岡で自然に囲まれピアノのみに縛られず運動にも親しみのびのび育ちつつピアノの道を深めてきた経験とアスリートや他の達人達の感覚や感性の共通点が浮き彫りになって夫々の相手に沿うように、細部に入り込み興が尽きず、時に笑いしかも爽やかな気持ちにさせてもらえた。著者自身の演奏にまつわる話も楽しめた。2024/07/29

ぶんこ

43
つい最近コンサートに行き感銘を受けたので家族が借りてきた本です。一芸に秀でる人に備わっている、そして鍛えているものは何かを、スポンジが水分をたっぷり吸収するように対談相手から得ているのに驚きました。特に印象的だったのが「技術を伴った脱力」「体幹を意識して演奏すること」は、思ってもいない点で目から鱗でした。年齢を重ねるごとに意識し始めた「脱力・体幹」だっただけに面白かったです。もう一つ面白かったのが日本版ゴジラでは、ゴジラの動きに狂言を参考にしたとあり、映画を観たくなりました。2020/02/29

陽子

39
小山美智恵さんの演奏が好きで、弾き手の内面にふれてみたくて本書を手に取った。彼女曰く、自分の力を鍵盤に効率よく素晴らしい音色が出る「スイートスポット」があると言う。それは、様々な職業に共通するのでは?という事で小山さんが多分野のプロの方々と対談したことがまとめられている。とても興味深い内容。一芸に秀でた人たちに共通する集中力や気持ちの切り替え方、向き合い方は職種が違ってもみんな共通するんだなと思った。驚きと発見があり、学びがあった。それぞれ対談した人々をイメージで作曲家に例えているのも面白い試みだった。2025/03/31

たまきら

23
何かの核となるもの。自分と、己の対象となるものとの関係。それは表現の対象だけではなく、目の前でこちらを見ている猫だったり、ブツブツ言ってる娘だったり、自分の指だったり。一見全く異なるものが実はすごく密接に関わっていたり。そんなことを考えている一芸術家がやっぱりいて、それがものすごく共感できるのが嬉しい。2017/08/24

Totchang

14
スイートスポット、ゴルフではよく耳にする単語ですが、「不射の射」あたりまで話が飛んで、これはもう名人のお話でした。私は小山実稚恵さんの実際の演奏に接したことがありませんし、ピアノ演奏会を聴きに行った数もたかが知れています。そんな私には「魂が音楽を作る」ところまで聴き取ることはかないません。それでも溢れ出る音の世界に身を浸している心地よさは、何にも代えがたいことだと思っています。演奏会が相次いで中止になっていますが、COPID-19騒ぎが沈静化したら、聴きに行きたいと強く思いました。2020/08/24

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