占い師 琴葉野彩華は占わない

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048926331
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

怠惰な魔女が口にした運命は、いつも必ず現実に起こる。占い師なのに占わない? 黒いローブは雰囲気作りで水晶球は護身用の鈍器。でもその占いが依頼人にとって必ず最良の結果をもたらす、琴葉野彩華とその助手連太郎の活躍を描くライトミステリー。

鳩見 すた[ハトミ スタ]
第21回電撃小説大賞《大賞》受賞者。

内容説明

占い師なのに占わない?でも、怠惰な魔女の予言は必ず依頼人を満足させる。ぱっと見優雅で妖艶で、その実、自堕落、廃課金。元探偵の琴葉野彩華が依頼人自身も気づいていない問題を華麗に解決!

著者等紹介

鳩見すた[ハトミスタ]
第21回電撃小説大賞にて“大賞”を受賞。2015年に受賞作の『ひとつ海のパラスアテナ』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

39
ちょっと前の電撃小説大賞の受賞作家さん。頑張って面白くしようとしているし、編集部の方もどうにか生きる道を探してあげているという所でしょうか。占い師をしている綺麗な叔母さん、とポチの僕はテンプレ気味。アラサー女子の生態は大変よくご存知でした。夢と現実の間に居て、そして夢を実現できるだけの力は手に入れつつあって。だからここで本当に初めて、岐路に立つ。自分での決断。初めてだから、頼るんだ。占いに。売らない、魂までは。心までは。でも、オーキードーキーっていう言葉はあんまり使わないかも。どういう意味なんでしょうか。2017/04/22

しぇん

8
フィジカの鳩見先生の新作。まったく本屋に置かれていないのはどうなのか……と。続編は作れる構成ですが、この流通じゃまず無さそうな気が。話は洞察力で占い師をやってる叔母と一年間様々な事件を解決しつつ過去の因縁との決着に持っていく話になっていますね。中々歪んだ家系事情でしたが、あんな家系のわりに良い人多いなとも思ったり。2017/03/11

leo18

5
大学生の連太郎と叔母で占い師を名乗る彩華に持ち込まれる相談と過去の因縁を描く連作短編集。面白かったけど、MW文庫で良かったんじゃないか。背景と連太郎と彩華の関係が気になって、常に先の気になるつくり。続編はぜひ文庫で読みたい。2017/12/22

TAMA

5
なんか読みにくい本で。こうジッパーの歯が不ぞろいでガタガタなのを無理繰り上げていくみたいな。それをどうにかしながら読んでいくとそのめんどくささが最後ですぱーっと柄になって現れるみたいな。結構忍耐を試される本ですが、言葉遊びも含めてこんなジャンルもありなんだ認識ができました。2017/07/15

成瀬雯悟

3
なんとなく安楽椅子探偵を思わせる偽占い師と、平凡な助手の物語。タイトルからして秀逸だし、本文にもたくさんの言葉遊びがあって楽しく読めた。ちょいおねショタっぽいのもポイント高し。個性的なキャラが大量に出てくるギャグよりのミステリかと思ったら、予想異常に闇深い黒幕が出てきて驚いた。小さい伏線をいくつも重ねて、一気に真実を明らかにするのは、鳩見すた先生の十八番。この爽快感が癖になる。続編読みたい……。2018/07/01

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