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内容説明
突如、人類のほとんどが消えた“終わってしまった世界”。そんな世界を古いトラックに乗って旅するチィとコウ。敵対する近隣国『高国』の皇子で、コウの幼馴染みだった“彼”の足跡を追い、未だ争いが続く北海道を目指す2人。しかし、北上すればするほど戦火は激しさを増していくのだった…。「一緒にいきたい」。そう誓った2人の目に映るものは―壊れかけの家族、兵士からのプロポーズ、バリケード、遺書、再会、一発の銃声…。別れのときはすぐ目の前に近づいていた。そしていくつもの季節が巡り、素晴らしきこの世界は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
19
綺麗に終わったなぁという印象。空はいつまで待たされるのかな(笑)2013/07/13
中性色
18
なんとなくこの日に読み終わりたかった。この日に。正直言うとここまで読んでなんだけどそこまで面白いと思って読んでるタイプではないのがなぁ。どっちかというといろいろとわかりやすい作品の方がピンとくる方なのは否定しないけど。まぁ、読了後のさわやかさもあるというか、ある種そういう作品というわけなんだけど。結局、人が消える理由が明かされないまま終わってしまったのがやっぱりマイナスかと。しかし、そんなとこで魔性の女ぶりを発揮しなくても。これ期限が来たらまた十年延長されるタイプや。2015/08/15
七月せら
10
終わらない今日は無く、始まらない明日も無い。側にいて欲しい時、1人じゃどうにもならない時に側にいてくれた人。抱きしめて抱きしめられた温もり。これから先離れ離れになって、立場が変わって、世界が変わって、どれだけ沢山の人と出会っても、その温もりを忘れる事はないだろう。今度こそ我が儘な人間が意地悪な神様に消されることの無い世界のために、私には私の、あなたにはあなたのできることを。いつかまた2人で同じ景色を見る日のために。世界の終わり、素晴らしき日々より。2016/09/16
TEANの残骸
7
【再読】3つ通しで読むと。1巻は旅で巡る場所を通じて世界の終わりを迎えたあとから“過去”を、2巻は人を通じて世界の終わり以降の“今”を、そしてこの3巻は過去を通じてこれから始まってゆく“未来”を見る巻だったように思う。回収されていない謎や、2巻ではすこし違う方向に進んでいる感もあったが、この巻で、そして全体を通して綺麗におわったな、と。 ラストの10年後の二人。それぞれ離れてから進むことを意識して、しかし過去を振り返り寂しさや憧れ決意を秘めた相手を意識した髪型とかだと素敵だなぁ、と。2014/07/02
葦附
6
はぁ。最高。最高です。この巻のために二巻はあったのですね。っていうかこれ傑作なのでは? 僕これ本当に好きです。心揺さぶられ過ぎてなんと言っていいのかちょっと分からない。ずっと持っておきたいシリーズの一冊になりました。素敵な本を読めて嬉しい。2016/05/19
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