内容説明
テルアビブ分艦隊のニシザワ大佐は、己が考えるティターンズの理念を全うするため、地球への核攻撃作戦を発動。その情報を得たアレイオーン隊は、総力をあげて阻止行動に出る。一刻一秒を争う状況に、ヴァンとダニカが速度に勝るMSで艦隊に先行して強攻を仕掛けるが、核を搭載した戦略MAを取り逃がしてしまう。そのMAには、ロスヴァイセが生体ユニットとして搭載されていた。ヴァンらは地球低軌道まで下りてようやくMAを捕捉するが、MAに随伴していたアーネストのガンダム型MSが立ち塞がる。運命に翻弄された4人の若者の戦いが、ここに終結する。
著者等紹介
神野淳一[カミノジュンイチ]
1971年生まれ。明治大学SF研出身。2002年、第9回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞を「シルフィ・ナイト」で受賞。2003年、同作で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真白優樹
4
結ばれる命、散る命。レーザーの禍つ光が宇宙を焼く中、幾多の命が宇宙に散る。だが決戦は終わっても暴走は止まらない。地球へと核の炎が迫る中、止める為に戦いに向かうヴァン達。全員で死力を尽くして激闘を繰り広げ、傷つき散って逝く命達。二頭の狼達と二羽の鳥達はぶつかり合い、壊れ果てるまで戦った先で一つの命が散り、蘇る。そして永き時を経て、赤い星で再会するヴァンとアーネスト。何度も戦った先にようやく掴んだ平和な結末。例えもう出会えないとしても、平和な世界を歩いている、だからそれだけでいい。 うむ、面白かった。2017/12/13
のりすけ
0
ORX-007 HATI2013/04/29
FUKU
0
数年越しに全巻読了。この話の良いところは、ビームがギューん、バーン、じゃなく、ガンダムの世界の中にも生活、家族があること、燃料と距離感の描写が多く、読み手に想像させること。いろいろ空想して面白かった。2021/11/11