内容説明
北京オリンピック・男子一〇〇メートル決勝。ジャマイカのウサイン・ボルト選手が九秒六九という驚くべき記録を打ち立てた時、誰もがこう思ったに違いない。「なぜ、あれほど速く走れるのか?」トレーニング法?走法?それとも食事?しかし、本当にそれだけなのだろうか?今、科学がその謎に迫ろうとしている。遺伝子研究のもたらす可能性とその問題をあぶりだす、エキサイティングなスポーツ科学ノンフィクション。
目次
第1章 驚異の運動能力を決める遺伝子とは!?(目に見えない秘密を探して;“DNAハンター”と呼ばれる男 ほか)
第2章 世界で過熱する研究合戦(北京五輪銅メダリスト・朝原宣治氏の遺伝子を解析;三六歳で筋力が衰えなかった秘密 ほか)
第3章 遺伝子情報利用の光と影(遺伝子検査ビジネスが始まった;“あなたの運動能力調べます” ほか)
第4章 遺伝子情報とどうつきあうのか?(陸上の名門大学の試み;鍵を握る“二つの遺伝子” ほか)
著者等紹介
善家賢[ゼンケマサル]
1972年生まれ、埼玉県出身。95年、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、NHKにディレクターとして入局。金沢放送局を経て、99年に報道局に配属。社会番組部、政治番組部、スポーツ番組部などを経て、2009年から、大阪放送局報道番組部に所属。主な担当番組は、「娘のことを知りたい~新宿ビル火災 母たちの2年~」「勝負強さは“脳”が決め手」(以上「クローズアップ現代」)、「一兵卒の戦争」「インドの衝撃“貧困層”を狙え」(以上「NHKスペシャル」)、「命を救え!スーパードッグ~災害救助犬世界大会~」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
スプリント
tessy
りか
尾原道場