内容説明
欧州貴族と日本人の間に生まれ、三大女優の一人を娶り、欧州統合を唱え一世を風靡するも、ヒトラーに追われた快男児、その名もリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーこと青山栄次郎。
目次
第1章 日本人の母
第2章 ボヘミアの日々
第3章 ウィーンの日々
第4章 恋と大戦
第5章 帝国崩壊
第6章 『パン・ヨーロッパ』
第7章 ファシズムの勝利
第8章 国境なき世界へ
著者等紹介
林信吾[ハヤシシンゴ]
1958年生まれ。作家。ジャーナリスト。大学中退後、渡英。1990年にヨーロッパで初めての週刊日本語新聞「欧州ジャーナル」を創刊し、編集長となる。帰国後はイギリス事情、軍事、社会問題からサッカーまで、幅広い分野で執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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渓流
2
これが評伝と言われるのなら、週刊誌の見開きページの人物譚もすべてが伝記といってよい。その程度の本。本の大部分は、大戦前後のヨーロッパの政治情勢を和書翻訳書に拠って、概観したもの。その労力は買わぬではないが、栄次郎が生きた時代背景を書く必要があったにしても、それはスペースのとりすぎ。最初の数行と最後の数行を読めばすむ本。これが林氏の代表作になると評価した編集者のお粗末さとこれが代表作なら他の本などとても読まれたものではない。鳩山首相の友愛の時流に乗った安易なやっつけ評伝。2010/06/26
メルセ・ひすい
1
13-43 赤05 話が飛び・読みにくい 素人チョ者 『友愛』? 加藤紘一氏イワク・「鳩山家クロバトの家訓にすぎないモノが日本社会の方針になってしまった」涙 とか・・日本人と欧州貴族の子に生まれ、三大女優の1人を娶り、欧州統合を提唱して一世を風靡するも、ヒトラーに追われた快男子、青山栄次郎。戦後鳩山一郎に「友愛」を説いた稀代の男の一代記。 2010/03/17
Oke
0
ごめんなさい。辛口コメントです。青山栄次郎についてわかりません。伝記なら一言で語れない人生を教えてください。これなら先日観たミュージカルMITSUKO(母親ミツコの波乱の生涯を描いた作品)でのリヒャルトで充分伝わります。 第1次から第2次世界大戦頃の各国事情が書かれ、ページの裂き方もどちらかと言えばヒトラーに比重が置かれてるような。本当に書きたいの別の事では? リヒャルト本人はタイトルの日本名青山栄次郎というよりリヒャルトとして生きたと思うのですが。栄次郎という名前を出すところにも違和感がありました。2011/06/17
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