出版社内容情報
5歳から15歳までの10年間の歌を編んだ歌集『20÷3』が話題となった作者のその後の10年間、高校から大学、社会人への日々の歩みと痛みを短歌でたどった鮮烈な色彩を放つ待望の歌集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hakootoko
7
「少しずついい子の殻を暴いてくそのプロセスがきっと友情⭕️このまま一生ここにあるのか前髪の分け目前進できないわたし⭕️数学のテストの後の心地よい眠気を小瓶にとっておきたい⭕️かしましいJKたちに囲まれた そうだわたしもJKだった」2025/09/14
Hanna
5
第1歌集と思いきや、第0歌集を経ての事実上第2歌集だそう。それだけのことがあり、著者が高校入学時から社会人2年目までの10年間の歌を収録したものと、若い。青い。「人に歴史ありだと思うゴミ箱を開ける時音立てないあたり」「ラケットを伸ばした先までが身体でボールに息を吹き込む魔法」2025/07/12