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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048845519
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

日本を代表する俳人、黒田杏子の最終句集

内容説明

最終句集。

目次

第1章 「藍生」抄(二〇一三年九月から;二〇一四年;二〇一五年;二〇一六年;二〇一七年 ほか)
第2章 「俳句」特別作品抄(月今宵 二〇一四年九月号;邯鄲の熄む 二〇一五年十一月号;白露の玉 二〇一六年十一月号;ふたり 二〇一七年九月号;盆の月 二〇一八年八月号 ほか)

著者等紹介

黒田杏子[クロダモモコ]
俳人、エッセイスト。1938年東京生まれ。1982年第一句集『木の椅子』にて現代俳句女流賞および俳人協会新人賞受賞。1995年第三句集『一木一草』にて俳人協会賞受賞。2009年第一回桂信子賞受賞。2011年第五句集『日光月光』にて蛇笏賞受賞。2020年第二十回現代俳句大賞受賞。2023年3月13日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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榊原 香織

65
”生きてゐる人に手紙を書く三日” 高齢で周りがどんどん亡くなっていく、という句が多いので、これは正月3日に年賀状の返事を書く句でしょう多分。 伊藤園お~い、お茶、の俳句選者。昨年亡くなる。2024/03/13

あや

23
昨年3月に亡くなられた黒田杏子さんの遺句集。私と黒田杏子さんの出会いは日経俳壇の選者として。黒田杏子さんは私の俳句の物差しであった。我が父と同じ昭和13年生まれで勝手に親近感を抱いてもいた。 花満ちてどこへも行かず本読んで/沈黙は金ですか蓮ひらきつぐ/ほやるふぶきほたる散華果報者/母の日や母の手紙に杏子様/身のどこも痛まぬ八十四歳涼し/原発の國のさみしき夏の果/花冷えといふ日本語を愛されし/眼の奥に棲む花の木をなつかしみ/全山の葉櫻を打つ雨の音2024/05/10

双海(ふたみ)

11
黒田杏子さんの最終句集。「ゆく年のどの星となく慕はしく」「ゆつくりといそぐ雑煮椀二つ」「花満ちてどこへもゆかず本読んで」「水鳥といへばかがやく都鳥」「かなしきことをかなしみて花を待つ」「月を待つ天平のこのみほとけと」2024/03/07

遠い日

5
俳人黒田杏子の最終句集。かっちりとしながら、自由闊達に世界も宇宙も詠みこむ。風格の高さに背筋が伸びる。高齢者として、先達、友人の死を悼む気持ちの寂しさもよく詠まれている。我が老親も友だちがみんな死んでしまって、誰もいなくなったよと時折嘆く。黒田杏子の美しき仕事。心して読みました。2024/07/25

林克也

3
強い。 2023/10/05

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