出版社内容情報
日本を代表する俳人、黒田杏子の最終句集
内容説明
最終句集。
目次
第1章 「藍生」抄(二〇一三年九月から;二〇一四年;二〇一五年;二〇一六年;二〇一七年 ほか)
第2章 「俳句」特別作品抄(月今宵 二〇一四年九月号;邯鄲の熄む 二〇一五年十一月号;白露の玉 二〇一六年十一月号;ふたり 二〇一七年九月号;盆の月 二〇一八年八月号 ほか)
著者等紹介
黒田杏子[クロダモモコ]
俳人、エッセイスト。1938年東京生まれ。1982年第一句集『木の椅子』にて現代俳句女流賞および俳人協会新人賞受賞。1995年第三句集『一木一草』にて俳人協会賞受賞。2009年第一回桂信子賞受賞。2011年第五句集『日光月光』にて蛇笏賞受賞。2020年第二十回現代俳句大賞受賞。2023年3月13日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
65
”生きてゐる人に手紙を書く三日” 高齢で周りがどんどん亡くなっていく、という句が多いので、これは正月3日に年賀状の返事を書く句でしょう多分。 伊藤園お~い、お茶、の俳句選者。昨年亡くなる。2024/03/13
双海(ふたみ)
11
黒田杏子さんの最終句集。「ゆく年のどの星となく慕はしく」「ゆつくりといそぐ雑煮椀二つ」「花満ちてどこへもゆかず本読んで」「水鳥といへばかがやく都鳥」「かなしきことをかなしみて花を待つ」「月を待つ天平のこのみほとけと」2024/03/07
林克也
3
強い。 2023/10/05