内容説明
河野裕子のもとで歌を学んだ最後の歌人が、六十四年の生涯に残した河野の十五冊の歌集を丁寧に読み込み、自在に変化してゆく詠風と、変わらぬ歌への強い愛情、そして歌に懸けた強い意志に迫った論考集。没後十年記念出版。
目次
第1章 『森のやうに獣のやうに』
第2章 『ひるがほ』『桜森』
第3章 『はやりを』『紅』
第4章 『歳月』『体力』『家』
第5章 『歩く』『日付のある歌』『季の栞』『庭』
第6章 『母系』『葦舟』『蝉声』
特別論考 「この世のからだ」
著者等紹介
大森静佳[オオモリシズカ]
1989年岡山県生まれ。2009年「塔」短歌会と「京大短歌」に入会。2010年「硝子の駒」50首により第56回角川短歌賞受賞。2013年第1歌集『てのひらを燃やす』刊行、第39回現代歌人集会賞受賞。2014年同歌集で第20回日本歌人クラブ新人賞、第58回現代歌人協会賞受賞。2019年同歌集で第12回日本一行詩大賞を受賞。現在、「塔」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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