この世の息 歌人・河野裕子論

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この世の息 歌人・河野裕子論

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  • サイズ 46判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048843874
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0095

内容説明

河野裕子のもとで歌を学んだ最後の歌人が、六十四年の生涯に残した河野の十五冊の歌集を丁寧に読み込み、自在に変化してゆく詠風と、変わらぬ歌への強い愛情、そして歌に懸けた強い意志に迫った論考集。没後十年記念出版。

目次

第1章 『森のやうに獣のやうに』
第2章 『ひるがほ』『桜森』
第3章 『はやりを』『紅』
第4章 『歳月』『体力』『家』
第5章 『歩く』『日付のある歌』『季の栞』『庭』
第6章 『母系』『葦舟』『蝉声』
特別論考 「この世のからだ」

著者等紹介

大森静佳[オオモリシズカ]
1989年岡山県生まれ。2009年「塔」短歌会と「京大短歌」に入会。2010年「硝子の駒」50首により第56回角川短歌賞受賞。2013年第1歌集『てのひらを燃やす』刊行、第39回現代歌人集会賞受賞。2014年同歌集で第20回日本歌人クラブ新人賞、第58回現代歌人協会賞受賞。2019年同歌集で第12回日本一行詩大賞を受賞。現在、「塔」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

17
〈手をのべて/あなたとあなたに/触れたきに/息が足りない/この世の息が〉表題にもなっており、帯に印刷されたこの一首に惹かれて手に取った。生き急ぐような青春期の、激しい恋の歌のイメージで。本書を読んで、そのイメージは裏切られる。これは絶詠の一首なのだった。私にはこれは恋の歌のように思えない。歌に魅入られた一人の歌人の、歌うことへの妄執を思う。死の床に伏して、詠むべきものが今も今も目の前に現れ続けているのに、それを詠むことができないという苦しさ。河野裕子の凄まじさに感電して、訳もわからずぼろぼろ泣いた。2021/05/01

双海(ふたみ)

11
河野裕子のもとで歌を学んだ最後の歌人・大森静佳が、六十四年の生涯に残した河野の十五冊の歌集を丁寧に読み込み、自在に変化してゆく詠風と、変わらぬ歌への強い愛情、そして歌に懸けた強い意志に迫った論考集。2024/03/09

yumicomachi

5
わかりやすいラベルを貼って満足することなく、歌集の一冊一冊、歌の一首一首をゆっくり地道に読んでいこう(あとがきより)と心がけて書いたという著者の河野裕子論は、さまざまな資料を参照して時代や短歌界との関わり、影響関係なども読み解いているのだが、後半に行くにつれ客観的分析とは言い切れない言葉が現れるのも興味深い。「好きな歌」「とてもいい」「心が波打つ」「驚く」「これ以上ない切なさ」等。これは河野裕子の歌の読者を巻き込む力の表れでもあり、河野のもとで短歌を学んだ最後の歌人だという著者の資質の表れでもあるだろう。2021/03/02

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