内容説明
日本人はどのように学んできたのか。日本の「学び」の原点をときあかし、荒廃する現代教育社会のなかで「学ぶ」ことの意味を問い直す。
目次
第1章 手習塾(寺子屋)の学習
第2章 儒学の学習
第3章 貝原益軒の思想―近世学習論の思想的背景
第4章 貝原益軒の教育論
第5章 徒弟制と内弟子
第6章 現代の学校と学習文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
5
22歳までに学校で教えられたことより、社会人になって自分から先生を探して学んできたことのほうが何百倍も多いと実感している自分にとって、教える側のための書籍は数あれど、学ぶ側の立場にたった研究にはほとんど出会えないことは積年の不満だった。学習する側の勇気づけこそが、今求められているのに。この本は、そんな不満を一発で解消してくれる。江戸期日本の学習のあり方から、現在のお稽古や職場での学習、受験の状況までしっかりとつなげ、自ら学ぶことの価値の高さが実感できるのだ。しっかりノートを取って自分のものにしたい。2012/03/11
shishi
0
[A]2009/07/03
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- 和書
- 花芸への道