内容説明
生涯にわたって病と闘い、神に祈り、愛、そして生と死を見つめ続けた著者の軌跡。執筆再開を願いながら、ついに叶うことなく七十七歳の生涯を終えた著者が遺した、魂を揺さぶる感動の書。
目次
第1章 苦難をテーマに
第2章 心臓発作
第3章 別離
第4章 母二人逝く
第5章 悲しみを乗りこえて
第6章 激しき痛み
第7章 思いがけない事件
第8章 死を覚悟して生きる
第9章 人はなぜ生きるか
第10章 ちいろば先生を辿る旅
第11章 神の恵みの旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ
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こんなにも病気と闘いながら(というよりも、彼女の場合は受け容れながら)多忙なスケジュールと徹底した取材旅行の中、執筆していたことに驚いた。泥流地帯、海嶺は好きな小説のひとつなので、その裏側を知ることができたことも、作家同士の交流についても触れられていたのが面白かった。2016/10/23
愛希穂
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大好きな三浦綾子さんのエッセイ。 エッセイは完結していません。 三浦綾子さんは本当に多くの病気を抱えながら執筆活動をされていました。キリスト教信仰を持つ彼女だからこそ、そのような状態であっても魂をゆさぶるような著作を著してこられたのだと思います。でも、この本を読んで、三浦綾子さんがどんな思い出著作活動を続けてこられたのか、その一部でもうかがい知ることができたように思います。改めて、三浦綾子さんのすごさを思い知ることができました。2012/05/31