内容説明
三国連太郎、中村勘九郎、尾上菊五郎が初めて語る感動の秘話。太地喜和子の最後の友人、長田渚左が書き下ろす懸命に生きぬいた女・女優の人生。慟哭のノンフィクション。
目次
プロローグ 残像
1 虚偽と涙
2 小悪魔の飢峨
3 三国連太郎の記憶―蛇
4 70年代の激情
5 役者の自我
6 中村勘九郎と蜜月
7 秋元松代のストレスと生命
8 焦燥と限界
エピローグ 最後の嘘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
56
今月の文庫に宇都宮直子さんにより三國連太郎の本が出る。単行本で書いたかったが、いまだ単行本を買うのは躊躇する人生である。本書は、逸見さんにの夕方のニュース番組でスポーツコーナーを担当していた長田渚左による太地喜和子のノンフィクション。寅さんの再放送は何周もしているが、太地喜和子演じた芸者さんは明るくてだけど哀しくて子供なわたしにも印象深いものだった。太地喜和子の一生。わたしに本書はノンフィクションの面白さを骨の髄まで教えてくれた。三國さんとの熱愛、別れてからも対談する図太さ。いいんですよ、だから女優なの。2025/05/12
桐一葉
1
最高!長田さんの本を読んだだけで、太地喜和子という人間を好きになってしまったし、もっと知りたい!という欲求にかられる。とてつもなく魅力的。2014/10/28