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北天蒼星―上杉三郎景虎血戦録

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048741934
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。謙信から初名「景虎」を受け継ぎ、越後・相模・甲州の平和という理想を抱くが、三国間の同盟関係がめまぐるしく変転するにつれ、上杉景勝との家督相続争いに巻き込まれてゆく―。大国間の覇権争いに翻弄されつつも、最後まで己の理想を貫こうとした武将の生涯を描く。

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。日本IBM(株)に長らく勤務後、外資系企業の日本事業責任者を歴任。その後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った新書を相次いで発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

30
上杉謙信の後継者争い、いわゆる「御館の乱」を景虎側から描いた歴史小説。「武田家滅亡」と同時進行で関東や越後では別の戦いが繰り広げられていたが、実は様々な形で連動していたのだった。小田原の北条三郎が謙信の養子となる過程から、その死までを史実を基に展開させている。景勝と樋口与六(のちの直江兼続)が徹底的に悪者に描かれている点が興味深い。「歴史小説」と書いたのは史実を基にした解説が中心だからだ。「時代小説」としてはやや物足りなさが残る。2013/09/27

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14
この人の作品は「惨」に続いて二冊目。もっと、読んでみたいと思います。戦国時代の戦記もので、激しい戦闘の様子もよく描かれていて楽しめましたが、読むのには時間がかかりました。他の人の感想にもありますが、直江兼続はポジティブな評価で書かれる小説が多いと思いますが、ここでは、有能ではあるがまったく好意的なところのない悪役として上杉景勝とともに書かれているのに驚きました。謙信没の時代の東国の様子が面白かったです。主人公は苛烈な最期を遂げますがあまりのふがいなさに同情ができないほど。こんなに阿呆だったら負けても当然。2013/10/25

兵衛介

5
面白かった。悲劇的生涯を遂げた上杉景虎が主人公の小説。「武田家滅亡」の姉妹編なので登場人物がリンクしている。本作だけ読むと勝頼が憎々しく思えるが・・・。上杉景勝がボロクソに書かれているのは、史実を紐解いてみても家臣に人望が無かったようだし運が良いだけの凡将だと思っていたので違和感なし。2011/05/15

モッティ

4
歴史の見方って,どの視点で見るかで全く異なるものだなと、改めて感じさせられる一冊でした。歴史好きの私は、主人公(上杉影虎)のライバルになる上杉景勝や樋口与六の話はそこそこ読んでいます。そこで彼らは「正義」として書かれているけど、この本では真逆でした。歴史小説は、大体が主人公が正義にならないと話が続かないよなと感じました。本の中身としては、知らない武将が少々多くて、ボリュームもあり時間がかかりましたが、非常に面白かったです!謙信以降の上杉家を知るには必読の本だと思います!2011/06/06

ラスカルマン

3
『北天蒼星』伊東潤 #読了 上杉謙信亡き後の景勝・景虎の争い「御館の乱」を描く 景勝が謙信を暗殺し家督を継ぐ説は興味深かった 景虎の純粋に「義」の心を継ぐ気持ち、次々と倒れる家臣団は 切なかった!道満丸も。黒幕 直江兼続が腹黒すぎた! ★本のあらすじ・感想 amzn.to/2xqHniQ2018/05/29

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