内容説明
女用心棒バルサが人買いから助けたのは、美少女アスラ。ロタ王国をゆるがす“力”を秘めたアスラをめぐり、王家の隠密カシャルたちが動きだす。せまりくる追手から、アスラを連れバルサは逃げる。小学館児童出版文化賞受賞。『精霊の守り人』からさらに広がる世界・守り人シリーズ、軽装版第五弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
73
血に飢えたタルハマヤ神を宿してしまった美少女アスラ。災いをなす前に殺してしまった方がいいとするカシャルと救おうとするバルサとタンダ。誰も止められない殺戮の神をどうする。マーサのキャラが好きです。下巻も続けて一気読み!2014/11/28
まるる
63
守り人シリーズ初の上下巻ってだけでワクワクする。久しぶりにバルサに会えて嬉しい。しかもタンダといい感じになってるし。二人の間に漂う空気感が、夫婦の域に達してるんじゃないの? 今回も巻き込まれたいうか、自ら巻き込まれていくというか、とうとう神の守り人にまでなってしまったバルサ。タチヤが語るバルサの強さはジグロの強さなんだなぁとか、色々と思いながらアッと言う間に上巻を読了してしまった。下巻も楽しみ。2016/04/05
まりもん
39
バルサが助けた女の子アスラの内にいるタルハマヤの力が気になってしかたがない。いつ力が爆発しちゃうんだろうかと不安。アスラを守ることが本当に正しいのかもわからない。2016/05/22
絳楸蘭
33
すごい場面から始まったので、最初からドキドキでした。今までで1番大変!?なんだかんだ言いながらバルサもタンダも優しいし、二人とも巻き込まれ体質?面倒見がよすぎる。ただし、今回は身内が1番恐いかも。いろんな思惑が交差するなかでバルサとタンダは再会できるのか?そして救うことができるのか?初の上下巻という内容の濃さに嬉しくも、早く結末が知りたい(笑)2014/03/25
ケロコ
31
賠償品にて、読了(笑)作中のバルサの『焦っていると必要なことを忘れ、大事なことを見落とす。』という思いに納得する。冷静に物事を判断して進むことは何時の世も同じなのだね。人を人として慈しむことの重要さに気付かされ、生きる喜びは色んな思いに包まれていると感じた。下巻が楽しみである。2015/02/22