百発百中―狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048741354
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

八ヶ岳の南東に広がる高原を縦断する単線鉄道のマイアミ駅―もともとは舞網と書いていたこの駅のあたり、バブルの頃に街ぐるみで観光地としての開発を進めたが、いまでは面影もなくゴーストタウンの如くといった様。橘秀次郎と大槻政太郎の二人が、友人の遺言のために訪れようとしている、ネクストワールドと名付けられたゴルフ場と温泉付きの老人ホームもいまや経営者が逃げ銀行管理になってしまっていた。遺品を渡したらとっととその場を去るつもりだった二人は行きがかり上しばらくホームを手伝うことになるが、見えてきたのはレジャー開発企業の土地再開発の計画だった…。

著者等紹介

司城志朗[ツカサキシロウ]
1950年愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。放送作家などを経て小説家になる。94年『ひとつぶの砂で砂漠を語れ』で開高健賞奨励賞、98年『ゲノム・ハザード』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞

矢作俊彦[ヤハギトシヒコ]
1950年横浜生まれ。72年「ミステリマガジン」掲載の短篇「抱きしめたい」で小説家デビュー。以後『マイク・ハマーへ伝言』などで注目され、テレビ、ラジオ、映画、漫画など多方面でも活躍。98年『あ・じゃ・ぱ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2004年『ららら科學の子』で三島由紀夫賞、『THE WRONG GOODBYEロング・グッドバイ』で日本冒険小説協会大賞を、受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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