内容説明
日本の料理を中国に紹介したいという男が現れた。香港でアパレルメーカーを経営していたというその男、デリックは、6ヵ月間、店舗で厨房とフロアの業務を黙々とこなし、渡邉から直接指導を受けることに。デスクは渡邉の隣、役員会・幹部会などすべての会議に同席、社長専用車に同乗して、渡邉の一挙手一投足を観察、すべてを学び香港で「和民」を立ち上げる。海外進出の足掛かりとなった。一方で、アジアの再貧国・カンボジアの子どもたちへの支援も広がりを見せ、さらに介護・教育分野へと理想は羽ばたくが―。衝突や後継者問題も待ち受ける。ベストセラー『青年社長』、待望の続編。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京生まれ。石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
51
下巻で目を引くのは介護ビジネス。当時、ワタミやグッドウィルが介護ビジネスを手掛けることに違和感を感じたものだが、ワタミの介護ビジネス参入の経緯と、外食産業とのシナジーが作中で説明されていることに納得感。ではグッドウィルはどうして介護を? ジュリアナ東京で一世を博した折口のイメージはどうしても介護と結びつかず、著者も同じ思いのようでなんだか歯切れが悪い。プライベートジェットのくだりから、折口の利益至上主義を批判する向きもある。当時、カリスマ経営者と呼ばれた二人を、こんな風に対比していることがまた興味深い。2023/05/17
ホキム
1
「青年社長」を読んだときも 何とバイタリティのある人だと 感心しましたが 今回もまた元気をもらいました。これからの活躍を 見守っていきたいと思いました。2012/01/24
きっしー
1
ワタミ創業者渡邉美樹氏の実名小説『青年社長』続編。氏の志の高さとそれを実現するバイタリティに素直に刺激を受けた。2011/11/23
箱入り嫁
1
「宮下さんが、武内さんは120%・・・・・」のところ、 渡邉美樹さんなら150%の能力を要求すると思ったらしいです。 す、すごいです!! 優しいけど厳しい人なんですね^^* 『青年社長』の本から、ものすごく頑張る人だと思ったけれど この本からもそんな様子がうかがわれます。 仕事には厳しく、家族は大切にされ、素敵な方だと思います。 こちらも『上』と同様、元気をいただきました。 2011/03/26
半べえ (やればできる子)
0
★★★★2014/05/19