内容説明
塾講師の川村孝之の友人・馬渕が用水路で死体となって発見された。孝之は一週間前に馬渕と自宅で会っており、『テネシー・ワルツ』という古いレコードと8ミリフィルムを彼が大事そうに持ち歩いていたことを思い出す。孝之は事件の真相がそこに隠されているのではないかと独自に調査を始め、終戦間際にアメリカ兵を匿った母子の悲劇を知る…。六十年に亘る愛憎劇と親子の絆をテーマに描いた社会派ミステリ。
著者等紹介
望月武[モチズキタケシ]
1968年生まれ。静岡県出身。27歳のときにシナリオライターをめざし上京。98年読売テレビシナリオ大賞を受賞、99年シナリオ作家協会新人シナリオコンクール入選。2008年、『テネシー・ワルツ』で第28回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞を受賞。日本シナリオ作家協会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オオイ
1
マ~ まとまっていて読みやすい、どこかでものすごく褒めていたがこんなもんかな。2010/07/11
mitsuru1
1
終戦間近、墜落した米軍機操縦士を匿う母と子供たち、そして現代、殺された知り合いのコンビニ経営者は、恐喝を。巻き込まれた塾講師の青年が謎に挑む。まあ面白いんですけど設定のよく似た話を少し前に読んでいます。盗作とまではいわないけど。笑。2010/02/24
黒とかげ
0
戦後直後の写真が現代で脅迫の材料なるか?どう考えてもならないだろうよ…。後、被害者が途中から忘れ去られたのが、可哀そうだと思った。悪人だったとは言え…。2017/12/12
ゆうき
0
友人が用水路で死体となって発見された。一週間前に自宅で会っており、『テネシー・ワルツ』という古いレコードと8ミリフィルムを彼が大事そうに持ち歩いていたことを思い出す。事件の真相がそこに隠されているのではないかと独自に調査を始め、終戦間際にアメリカ兵を匿った母子の悲劇を知る…。六十年に亘る愛憎劇と親子の絆をテーマに描いた社会派ミステリ。-読みやすい。期待しすぎた模様。。。2015/07/15
maren
0
最後はまとまっていたけど,途中の勢いがない2013/11/12