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内容説明
映画『おと・な・り』のプレ・ストーリー。「音」で繋がったお隣同士の小さな絆を描く映画『おと・な・り』。映画のストーリーの一年前から始まりまでを、ひと月ごとに描く、脚本・まなべゆきこによる書き下ろし。
著者等紹介
まなべゆきこ[マナベユキコ]
東京生まれ。約7年のOL生活を経て、シナリオライターに。2004年、映画『おと・な・り』の原案である「A/PART」が、函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞長編部門で佳作入賞。『おと な り―萌芽のころ』で小説にも進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
91
映画「おと・な・り」のプレストーリーがあると読友さんに教わり手にした本。映画同様、静かで綺麗で、ほんのり切ない、でも前向きに歩き出そうとする人たちが描かれる。映画の登場人物にこんな前段階があったのかと、改めてキャラの魅力を思い出す。映画ではさらっと描かれた由加里がよかった。別れを決める健気な切なさに、肩を抱いてあげたくなる。映画では別れたあとだったが、市川実日子さんが好演していた。「萌芽」という言葉がいい。知られずにそっと出た芽が、旅の一歩になる。2016/02/03
nyaoko
74
読メのコミニュティでこの映画を紹介されて鑑賞し、前日譚の本もあると教えて頂いて購入しました。映画も良かったけど、この本もとても良かった!映画だけでは勿体無い。この本を読んで、主人公だけではなく、彼等に関わった登場人物の心の葛藤も知る事が出来るので、読んでない方は是非ともセットで楽しんで欲しいです。悔しい事はただ一つ。もうちょっと若い時に読みたかったなぁ〜2018/09/02
あつひめ
56
映画「おと・な・り」の物語が始まる前の部分・・・だそうだ。この映画自体知らなかったけど、すごく自然体な流れで映画を見てみたくなった。人の縁ってこういう何気ない神様のほんの悪戯心から始まることもあるような気がした。それぞれの生活の凸凹が合致した時に恋は始まるのかもしれない。この物語だけだとそれぞれの生活を覗き見た・・・というだけで終わってしまうけどその先に始まるものがあると思うとこのさりげなさが奥深さに変わるのかもしれない。映画を観てみたくなりました。2012/11/01
miiiii
6
映画の麻生久美子がかわいくて本も気になって読んでみました。どうやらプレストーリーみたいでしたが、文章の雰囲気がよかったり、音とかも思い出したり想像できて、個人的に楽しめた1冊でした。2010/11/01
リュウジ
4
★★★★☆ 映画「おと な り」を見たのが5月くらいか。映画としては少し甘い。けど、その甘さをタイトルから読み取れるテーマで吹き飛ばした。(映画のなかにあるさまざまなテーマをこのタイトルが表している。付けたのは、コピーライターかな。単なる言葉遊びでなく、この映画で描こうとしていること、この映画のアイデンティティ/存在価値と意義を鋭くついてる)。そして、いろいろ検索するうちにこの本を知った。映画「おと な り」の前のお話。映画の中に出てくる人たちの心模様を地ならしして教えてくれたので、映画がより沁みてきた。2014/09/13
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