終末のパラドックス

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

渋谷で爆破予告が入る。爆発すれば、ウイルスの飛散で被害者は数百万人に上るという危機は寸前で食い止められ、高名な老科学者・北村正平が容疑者として逮捕された。北村は世界平和実現を各国首脳に要求し、それが呑まれなければ、世界30カ国に仕掛けた同種の爆弾を7日後に一斉に爆発させるというのだ。そうなれば、地球は修復不能な大ダメージを受け、まさに人類存亡の危機となる。世界平和実現のために人類全てを人質に取るという、およそ尋常ではない矛盾したやり口…捜査陣は北村の真の動機を探るべく奔走する。そして、爆弾解除の鍵を握るのは、彼のたった一人の孫娘・愛子だと判明するが、母を亡くしたばかりの13歳の少女は忽然と姿を消していた。アラブが、そしてアメリカが日本が、世界中がただ一人の日本人少女の行方を追う。彼女は本当に世界を救う鍵なのか!?―そして時計の針は刻々と、世界を破滅させる日時へと進んでいく…。

著者等紹介

桂木希[カツラギノゾム]
1961年、高知県生まれ。大阪工業大学経営工学科卒。コンピュータエンジニアとして活躍のかたわら小説を書き始め、初めて完成させた『ユグドラジルの覇者』で2006年、第26回横溝正史ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サト

8
【ギックリ腰から復活しながら感想】図書館をプラプラしながらテキトーに手に取った本。タイトルだけで借りた。いやあなかなかに面白かったです。ちょっと読みにくい感じはあったけどね。非常に面白かったが、ギックリ腰になってしまったのでなかなか読み進められなかった。 テキトーに手に取ったにしてはよいものを読めてよかった。2016/11/04

エリク

6
CIAや公安・テロといったスパイシーなものが大部分を占めつつも、最後は祖父の代からの符丁というロマンチックなもので終わる物語の構成は感動しました。登場人物一人ひとりが、暗い過去・因縁ある過去を抱えつつも前へ向かって努力している姿には驚きを覚えます! 祖父のテロを起こすまで・起こした後を綴る感情、また娘の祖父に対して抱えている暗い感情に気を付けながら読むとさらに面白いかもしれません!2019/07/21

おのちん

6
★★★☆☆:題材は好みなのだが読みにくかった一冊。もったいないと思った。2014/09/03

薦渕雅春

5
この間 初めて読んだ作家・作品 、ユグドラジルの覇者 で 横溝正史ミステリ大賞を受賞した 桂木 希 さんの第2作目 。ストーリーもスゴく作り込まれてると思う 。テロ の要素 、エネルギー問題 、国際関係 、家族愛 、そして スリルとサスペンス 、アクション 。どこに本質があるのか? 誰と誰が繋がっているのか? 初読では 掴み切るのは不可能か! 例えば 2時間程度の映画では 語りきれず 、せめて 10話 くらいのドラマの作り込みが必要かなぁ と感じさせてくれる 内容の濃い 作品だったと思う 。2015/06/26

Koike Katsuya

4
小説「ジェノサイド」や映画「メッセージ」と似た思想性を感じる。しかし、物語が面白いかというと・・2018/02/13

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