内容説明
破天荒な頑固親父の突然の入院をきっかけに、絶縁状態の家族が1人、また1人と戻ってきて…。家族で食卓を囲むうちに、再生されていく家族の絆―。『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』の脚本家・古沢良太が自ら書き下ろしたホームドラマ『おいしいごはん』の小説版。
著者等紹介
古沢良太[コサワリョウタ]
1973年8月6日生まれ。神奈川県出身。脚本家・戯曲家・イラストレーターなど、幅広い分野で活躍。『ALWAYS 三丁目の夕日』で、第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。2007年6月公開の映画『キサラギ』でも、その実力を存分に発揮、「今年一番面白い作品」として、各誌満足度ランキングの上位を独占。おもな作品は『動物のお医者さん』『相棒』(ともにテレビ朝日系)、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』など。最も活躍が期待される脚本家の一人。『おいしいごはん―鎌倉・春日井米店』が初の小説執筆となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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myunclek
10
ドラマ仕立てだと思ったらドラマ化されてたんですね。終盤に近づくにつれ、いかにもの話の展開でしたが楽しませてもらいました。ネズミの心臓での生還は予想だにしませんでしたが^_^2019/08/19
勇ましいチビのノリ公
4
くいしんぼ小説かと思いきや、家族小説だった。 それぞれ個性的なキャラが楽しかった! たえさん、ステキ。2011/06/12
ダイアナ
3
8歳の春日井翔太の目線で語られる「春日井米店」での日々。疎遠になった家族が祖父、竜平が倒れたことをきっかけに少しづつ家族としての絆を取り戻すお話。って書くとなんだか優しくてほわほわな感じだけど、家族は皆個性的で懐かしの歌謡曲をノリノリで踊ったり、たまには怒鳴りあったりぶっ飛ばされたりとドタバタ笑 それでも最後にホロリとくるものもあって読んで良かったなぁと思えた作品だった。ドラマのノベライズ化みたいです、ドラマ見てみたいな。渡哲也さんの竜平、最高にかっこいいんじゃなかろうか。2019/06/08
まる子。
3
ごはんの話かと思ったら、とてもハートフルな小説でした。家族のだんらんって必要。やっぱり美味しいごはんをみんなで食べるって、いいなぁ。と、言っても、ありふれた幸せいっぱいの家庭での日常を描いたストーリーでは全くなく、問題ありありの家族の物語。一人ひとりのエピソードにいちいちじんわりしてたら、最後に号泣させられました。ちえこちゃん(だっけ??)みたいに、お料理が上手になりたいもんですな。2011/10/06
sawa
3
☆☆☆☆ 著者は映画三丁目の夕日などの脚本家。大家族のが絆を取り戻す話。無難な感じだけど、さすがに脚本家だけあって映像が目に浮かんでくるよう…と思ったら渡哲也主演でドラマ化されてたのね。登場人物が魅力で楽しく読めた。(図)2010/09/10
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