ホテルジューシー

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048738002
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。だがこの夏のバイト先、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格の“オーナー代理”はじめあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに翻弄される日々。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんにさらなる災難が…。注目の覆面作家がおくる、ひと夏の青春&ミステリ。

著者等紹介

坂木司[サカキツカサ]
1969年東京生まれ。2002年『青空の卵』でデビュー。続く“ひきこもり探偵三部作”で一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

329
この本を読んでもオーナー代理の氏名は全く記憶に残らない。最近読んだ他の本の解説で名前が紹介されていたが、あれ?そんな名前だったっけと思っておしまい。いやそれがキッカケで実際今回単行本で再読したのだけどね。(ちなみにオーナー代理のお名前は「安城幸二」)2015/05/25

くろり - しろくろりちよ

253
『シンデレラ・ティース』スピンオフ本。舞台は沖縄、ヒロちゃんのひと夏のアルバイト。いい加減なオーナー代理、元気でお茶目クメばあとセンばあ、美味しい料理を作る比嘉さん、来ては去って行くお客さんたち。正義感が強くて、何事もきちんとしていなきゃ気が済まない、長女体質のヒロちゃんも少しずつも杓子定規な考え方から抜け出して。ミステリとしてあっと驚くような謎解きはないけれど、社会ってこんな風に少し適当なところがあってもいいよねなんてこわばってた心に語りかけてくれる一冊。センばあの「ひぃろちゃん」がとても好きでした。2013/05/22

七色一味

217
貸出延長したんですが、読破です。『シンデレラ・ティース』と表裏一体となる作品。石垣島のプチホテルでバイトを始めた主人公が、なぜか沖縄のなんだか怪しげなホテルにバイトに行くはめに。そこでフロントとして働きながら、様々なお客さんと会い、沖縄ののんびりした時間の中で人間的に成長するという物語。ミステリ的要素はかなり影が薄く、青春物語的要素が強い感じです。2011/11/20

ヨミー

208
サキの夏休みを描いた「シンデレラティース」の姉妹本がヒロのそれを描いた「ホテルジューシー」ということを知り、読んでみた。こういうリンクする企画物みたいなのは、とても入りやすくていいですね。こちらもとても面白いかったです。真っ直ぐで正義感の強いヒロが沖縄独特のいい感じのゆる〜りとした空気の中で、現地の人々との触れ合いでいろんなことを学び成長し、柔軟性が出ていい感じになっていく様が良かったです。沖縄料理食べたいし、ハンビーナイトマーケットにも行ってみたい。2015/01/30

パフちゃん@かのん変更

205
以前読んだ「シンデレラティース」の姉妹編。沖縄のホテルに住み込みのバイトに行ったヒロ。大家族の長女でしっかり者。曲がったことが大嫌い。男前な彼女は学生バイトとは思えないほどの活躍をするが、ちょっとやりすぎるところも。オーナー代理の夜の顔の方に恋したように見えますね。続編が出たら楽しみです。2013/05/28

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