クドリャフカの順番―「十文字」事件

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クドリャフカの順番―「十文字」事件

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048736183
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

待望の文化祭が始まった。何事にも積極的に関わらず“省エネ”をモットーとする折木奉太郎は呑気に参加する予定だったが、彼が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。十文字と名乗る犯人が盗んだものは、碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!千載一遇のチャンスを前に盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は「十文字」事件の謎に挑むはめに!米沢穂信が描く、さわやかでちょっぴりホロ苦い青春ミステリ。

著者等紹介

米沢穂信[ヨネザワホノブ]
1978年、鉱山街に生まれる。物語の想像を趣味の第一としているうち、それが高じて小説を書き始めた。2001年、第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を『氷菓』(角川書店)で受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

111
これでいったん古典部シリーズ制覇。のはず。2018/07/10

MURAMASA

99
古典部シリーズ再読キャンペーン(笑)中ということで3作目。1作目から匂わせてきた神山高校文化祭、「カンヤ祭」を舞台に、古典部文集『氷菓』完売、摩耶花の漫研問題、そして「十文字事件」と、ネタをてんこ盛りにしたうえで、4人それぞれの視点から描ききってしまう筆力はさすが。このシリーズでは謎解きの緊迫感はそれほどですが、作品内だけでなく、前作から引き継いできた設定をうまくいかして、シリーズ全体として厚みを増して楽しませてくれます。ところで漫研部員のコスプレは全然ネタが分からなかったのですが、 続2010/08/05

七色一味

87
読破。ホップ・ステップ・ジャンプと跳ねた結果、シリーズの順番通りには読了しなかったという…。ちなみに『愚者のエンドロール』も現在読んでる最中ですが…。 で、文化祭なんですね、いよいよ! 「カンヤ祭」の秘密に迫った「氷菓」がお披露目となる──。が、あぁ、なんちゅーこっちゃ! そんな理由から古典部メンバーの、気の重い文化祭がスタートするわけです。サブタイトル通り「十文字」事件も発生して、「省エネ探偵」折木奉太郎の省エネ推理が冴え渡る──か、どうかは、読んでみてください。千反田さん家での打ち上げ、いきないな~。2011/11/29

れいぽ

80
4人の視点で語られる文化祭と「十文字事件」のあれこれ。とても読みやすかった!ホータローのわらしべ長者も何気に面白かったですね~。(小麦粉の顛末が笑えましたw)えるちゃんって料理上手なのですね~(尊敬)しかし、姉が何故あの本を持っていたのか??やっぱり姉が最大のミステリー^^;2011/01/13

チャーミン

73
古典部シリーズ第3弾、いよいよ文化祭突入。古典部の文集「氷菓」が行き違いで200部も発注され、これをどう捌くか奮闘するメンバー。最中に巻き起こった盗難事件「十文字事件」の真相を暴くことで大量の文集がどこまで売れるのか?これまでと違って四人の視点で語られるのでそれぞれの立位置や思いが明かになり最後まで飽きずに読めた。それにしても省エネ高校生を自認する奉太郎、只者ではない!落研のネタとわらしべプロトコルには米澤さんのウイットに富んだユーモアにほのぼのさせられた!人が死なないミステリーもいいものだ!2017/02/11

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