無音潜航

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048735674
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

核廃棄物を使用した爆弾テロで所沢の航空管制センターが壊滅、日本の空は大混乱に陥った。ほぼ同時にソウルでも不発弾が発見され、北朝鮮の関与が疑われたことから、極東情勢は一気に緊張する。急報を受け、親善訪問先の大連から帰国の途についた海上自衛隊潜水艦「さちしお」。だが、黄海で謎の遭難者を救助した途端、激しい攻撃を受けた。司令部との通信も不可能なまま、圧倒的に不利な状況で、必死に祖国へと向かう乗組員たち。日米中朝の熾烈な謀略に孤立した乗組員の運命は?圧倒的リアリティで描く国際軍事サスペンス。

著者等紹介

池上司[イケガミツカサ]
1959年、東京生まれ。明治大学文学部を卒業後、広告代理店勤務を経て作家デビュー。伊五八潜水艦のインディアナポリス撃沈を題材にした処女作『雷撃深度一九・五』(文春文庫)で脚光を浴びる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆき

4
★★★★☆:日本と韓国に同時に仕掛けられた核廃棄物によるテロ。麻生さんの「宣戦布告」のように弱腰な政府や曖昧な組織である自衛隊への警鐘的なものかと思いきや、結局は池上さんお得意の潜水艦による心理戦や駆け引きに終始した。アクロバティックな操艦なんかもあったりしたのでそれはそれで楽しめたのだけど。(笑)テロ自体は呆気ない幕引きだったが、藤井艦長の気持ちを思うと切なくなった。2013/09/03

ガッツニジマス

3
潜水艦同士の駆け引きは「レッドオクトーバーを追え」や「沈黙の艦隊」のようで手に汗握るんですが、序盤のテロはどこに行っちゃったんでしょう。ちょっと惜しい。2014/06/21

宗芳

2
原子力蒸気タービンVS通常動力ディーゼルの戦術がテーマでしょうか。戦闘シーン等なかなか楽しめました。2012/01/17

らいすむ

2
再読。潜航中の潜水艦が得られる情報は音のみ。先制攻撃、武力攻撃が出来ない自衛隊という、制限だらけの中で、中国海軍、北朝鮮海軍と対峙する。冒頭のテロの存在を途中忘れてしまった。 航空マニアとしては、航空管制システムの復旧がどうなったかが気になる。2011/07/01

まさみつ

2
よくも悪くも潜水艦小説になってしまうのがこの作者の特徴。冒頭のテロの部分で、もっとスケールの大きい謀略小説を期待したんだけどなぁ。だけど面白いです。2009/10/29

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