ハリウッド・サーティフィケイト

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  • サイズ B6判/ページ数 760p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733212
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

LAPD(ロスアンジェルス市警)重要犯罪課に持ち込まれたヴィデオ・テープ。そこに映っていたのは、ハリウッドの有名女優・パトリシア・クローガーが自邸で何者かに襲われ、惨殺される様だった。しかも、殺害された後、腹をノコギリで切り裂かれ、子宮と背骨の一部が奪い取られていた。ヴィデオの中で犯人が口ずさんだ「P・A・T・T・Y・I・A・N」は何を意味するのか?LAPDは、パティの親友の女優・レオナ・マツザキに連絡を取った。親友の敵討ちに燃えるレオナは、一人の女優志望の女性と会うことになる。ジョアン・ウィネシュ。なぜか記憶を失っており、何者かによって腎臓と子宮、卵巣を盗まれていた。覚えているのは、イギリスでイアン・マッキンレーという民俗学者と暮らしていたことと、彼が語って聞かせてくれた『ケルトの伝説』だけ。「子宮」にまつわる話が多いその伝説に、レオナは事件との奇妙な符合を感じた。一方でLAPDに新たなヴィデオ・テープが送られてきた。次の犠牲者はローレン・トランプ。パティやレオナに比べれば、はるかに無名に近い女優だった…。なぜ女優の「子宮」は奪われたのか?現代に甦える「ケルト伝説」の真実とは!ハリウッドを舞台に、奇才が放つ、本格ミステリの大長編1700枚。

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
1948年10月生。広島県福山市出身。武蔵野美術大学卒業。81年『占星術殺人事件』で衝撃デビュー。本格ミステリー再興の旗手として活躍。環境問題、死刑制度等の発言が注目されている。米国ロスアンジェルス在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りず

9
くっ…!まさか『龍臥亭事件』以上に御手洗さんが出てこないとは…!しかも科学分野に関する所見を披露するだけ…マジか!?レオナは好きなんだけど、今作での描き方はあんまりだったなぁ…。『暗闇坂の人喰いの木』でかけられた呪いから逃れられず、苦しんでるのは分かるんだけど…うむむ……。2020/03/28

胡瑯

7
アメリカが舞台ということで慣れない世界観に戸惑いつつ読了。レオナのレズプレイ(?)やらポルノビデオ、ケルト神話が飛びぬけて印象に残った。御手洗さんとの電話シーンは専門用語連発でついていくのが大変だった。。。できれば参考文献なども載せてほしいなぁと思います。最後の一文「二年後の大事件への序章」続編ってことですかね?2012/11/07

toramon

6
レオナが主人公と言うことで少し敬遠していた作品。思ったより楽しめました。ただレオナはこれから大丈夫なんですかね・・・。続編があるような終わり方でしたが全体的に刺激の強い作品でしたので、読むのは疲れそうですね。 2014/01/29

しゃび

6
傑作ではないけれどさすが島田荘司。ぐいぐい読ませる。ポルノ描写よりケルト神話のほうがえぐかった。ケルト神話、コナン・ドイル、神聖ローマ、臓器売買、ハリウッド、ES細胞、なんかをまとめて盛りこんでストーリーを創り上げる手腕は作者の博識と当時の興味の傾向がしれておもしろい。問題はレオナ・松崎に全く共感できないことだなあ。2012/01/12

アクセプター

5
ケルト神話関係は相変わらずえぐい部分が語られる事が多い・・・。二年後の事件は気になるけれど、レオナがメインで語られると読むの大変かも・・・2013/10/14

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