出版社内容情報
学園祭前日の高校で、死体が発見された。死体の主は、学校中から嫌われていた生徒指導の女教師。殺人事件発生によって学園祭が中止されることをおそれた生徒達は、学園祭が終わるまで何とか死体を隠そうと決意した!
内容説明
ある金曜日の夕暮れ近く。創立四十周年記念学園祭を明日に控えたS大学付属高校では、学校中が準備に奔走していた。そんな中、体育館でビデオ映画を撮影していた四人の生徒が、跳び箱の中に隠された死体を発見する。死体の主は、学校中から嫌われていた生活指導の女教師・五百旗田真子。殺人事件の発生によって学園祭が中止されることをおそれた生徒達は、学園祭が終わるまで死体を隠し通そうと決意する。しかし、その死体は様々な人の手によってあちこちに運ばれていってしまい…!?体重100キロの巨大死体は何処に!?六人の人気作家によるリレー・ミステリ。結末を書くのはあなたです。
著者等紹介
伊井圭[イイケイ]
1948年埼玉県生まれ。96年、「高塔奇譚」で第3回創元推理短編賞を受賞。99年、受賞作を含む短編5話を連作としてまとめた『啄木鳥探偵処』を発表し、作家デビュー。徳川埋蔵金伝説をベースにした長編推理小説が、近日中に講談社から刊行される予定。現在、『啄木鳥探偵処』の続編を長編三部作で構想中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
113
リレーミステリー。それぞれの作家さんの終わり方がイイ(特に愛川さんの悪ふざけ?)。読者参加の続きって気になるがもう見れないよねぇ~。残念。2015/10/17
りの
20
文化祭前夜に校内で死体発見、が、文化祭無事開催のため、死体を隠すテンヤワンヤを6人の作家が描いたリレー小説。リレー小説って初めて読んだけど、ひとつのミステリーとして結構上手くまとまっているな と。あと、連呼される 鮎川哲也賞。2016/12/02
みさどん
13
みんなから嫌われていた女史が殺される。その遺体が次々隠されていくというリレー小説。時系列のトリックや仮定が紹介されていくけれど、あまり整理して理解しようとしない自分だったのが進まなかった一因。これも、よくある意外な犯人っていう作りだった。珍しい名前の人ばかりが出てきて、ここだけはどの作家さんもとっても気合いが入っていたという印象。2020/04/05
紅葉
8
図書館で何となく気になって借りたんだけど大当たり!すっごく面白かったです♪6人の作家さんが大まかな設定だけ決められてリレー形式で一つの長編になってるというもの。どの話しもえっ!?ってところで終わりそれを更にえっ!?って終わりと6話続いて行くので読むのが止まりません。6人の作家さんが皆さん個性的で実力者だから出来た作品なんですねぇ。本当に楽しませてもらいました。こういう企画、またやってもらいたいです。2013/12/30
寒っ!!
6
連続殺人に引っ張られたらグダグダになるなと思ったら大丈夫だった。犯人役をいくらでも作れそうな感じではあるけど納得のする結末だった。2016/11/11
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