をんな紋―はしりぬける川

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をんな紋―はしりぬける川

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048731300
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

芹生の家に嫁いで二十年。家に尽くし、四人の男子と娘をもうけ、堅実な家庭を築いてきた柚喜と、かつて柚喜が心寄せた男と添い遂げた妹・佐喜との対立。同じ紋を継ぎ、同じ悲しみの涙を流した姉妹でありながら、いがみあい、罵りあう。そこは、まぎれもなく修羅の場だった―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

22
家のため郷里のため、芹生の家に嫁いで二十年。柚喜は夫に物足りなさを感じつつも、商家のお家はんとして、四男一女の母として、平穏な日々をおくっていた。そんな中、実家からもたらされた知らせが柚喜の日常に思いがけない波紋を起こす。かつて思いを寄せあい、今は妹の夫である壮児が、思想犯として特高警察に検挙されたという。荘児をめぐる過去の確執に姉妹は苦悩し、激しい修羅の場へ導かれていく…。川の流れに翻弄されながらも懸命に生きる女たちを描く、『をんな紋』第二部。 1998/12/25

kazu@十五夜読書会

12
先々と読み進める。をんな紋2巻。家付き娘であった柚喜は、妹の不始末の為政略的な縁談で、「をんな紋」の嫁入り道具を持って、商家へと嫁ぎ20年。妹が継ぎ不始末の相手が養子となった、実家青倉家には足を向けることはなかった。時代は大正から昭和初期へと進む。幼馴染の従妹が、生命を犠牲に産んだ娘氷菜は、流転の末青倉家の養女として育ち嫁ぐが、不幸にも青倉家に戻ることになり、柚喜の自慢の長男紘一と愛し合う。2012/12/25

井戸端アンジェリか

10
第一部から20年、好きでもない男と結婚してさぞかし苦労しているんだろうと思ってたら、あらビックリ幸せにやってました。渡鬼だったら姑&小姑でグチャグチャするところが良い人たちで安心した。問題は捨てて来た実家よ。あんたたちの為に泣いたのにどう言う事?次から次から問題山積みでまたキーッです。そんな中で、忠義な男子衆留吉っつぁんとの再会は泣きました。一服の清涼剤のようでした。  三部は戦争色が濃そうな予感。もっと凄い試練が待っていそうで目が離せません。2015/01/23

ゆりっぺ

1
1999年1月25日

ねね

1
続きが早く読みたいよ~2011/04/27

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