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内容説明
明治時代、夫と二人でペルー移民として海を渡った“おばあさん”。彼女は数年後、夫の子ではない息子を抱いて帰国する。しかし、驚くべきことに彼女は婚家へ戻り、そこで息子を育てながら生活する。そして数年後、“おばあさん”は再びペルーへ旅立った―。ペルーで彼女に、一体何が起こっていたのか?謎が謎を呼ぶスピーディな展開で描く、新しいかたちのノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
3
明治時代にペルーに移民した「おばあさん」の足跡を追う(ほぼ)ノンフィクション。過去というのは容易に時間によって風化してしまうもの、という諦観とともに、過去という現実を土台にした想像力、ある種のフィクションの力がもたらす希望を感じました。ノンフィクションとして不完全であるが故の余韻が面白いですね。2017/11/07
readtuktuk
0
「岩だらけの懐かしい星」読了。ペルー移民だった友人のおばあさんの人生を、いとうせいこうが追う。「破天荒なロバ」(彼女のあだ名)はぐいぐいと著者を、読者を引っ張り、想像を飛翔させ、地球の裏側まで誘う。最後、泣いたぜー。移民の血を引く僕も、曾祖父の航海をしっかりと追跡したくなった。→http://d.hatena.ne.jp/tuktukcafe06/200811062011/09/03
Eeyore
0
古本屋で購入。移民のおばあさんをたずねる旅。ノートを元に物語はすすむ。