内容説明
出会いの夜。不倫。諍い。南の島への旅。恋愛の出来事はすべてあったけれど、二人の愛はいつも不純物0。著者自らの体験をもとに描く、恋愛“結婚”小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shoko
16
一体どこでこの愛が壊れるんだろうって期待して読み進めたけど壊れなかった。そうゆう愛じゃなかったのね。すごく美しい文章だけど求めていたものではなかったです。2016/08/24
ぶっくlover
9
甘いな。いや、ぬるいと言うべきか…。そう思う一方で、案外息子夫婦はこんな思いなのかもなーなんて感じた。2019/06/28
Yui
4
時が経ってもお互いに感謝し続けられる関係ってすごくいいなと思った。2018/07/28
やまこ
4
結婚、というものの価値観の一つ、という印象で読了。この人の恋愛はどことなく国際的な匂いがする。今回も海外ドラマを見ていたかのような雰囲気だった。一つの恋愛の形が次第に変わっていく模様を男女二人の視点で交互に回想している構成は、恋愛を理解させようという感覚だった。読みやすかった。2015/07/12
nappyon
4
あんまりに幸せすぎて、泣かないように顔をしかめながら、一気に読んだ。山田詠美の作品を読むのはこれが初めて。いやはや、うまく言えないけど、「こんなの初めて!」と思えるような文章を読んで、心がどんどん潤っていきました。コクがあるけどのどごしのいい文章って感じ。感覚にぐっと迫ってくる小説だったなぁ。2012/06/28