内容説明
ベーカー街２２１Ｂにやってきた日本の女のコとホームズが難事件に挑戦。本格パスティッシュ・ストーリー。第１０回横溝正史賞優秀作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
56
第十回横溝正史賞大賞。面白かった！シャーロッキアンさんは、是非一読を。女子大生が、H.Gウェルズの作ったタイムマシーンに乗って、19世紀のロンドンへタイムスリップ。とんでもない設定なのに、違和感無しに読めてしまうのは何故だろう。ホームズ&ワトソン&マイクロフトと共に、難事件に挑む。憧れの人が目の前にいる、こんな近くにいるのに、二人の間には『時空』という名の障害物が。瑞希とホームズが交わす会話の一つ一つが、本当に切ない。青春×ミステリー。とても良かった。2017/11/23
ヘブンリー
3
19世紀イギリスの香りが好きな私にはとても楽しい小説でした。2013/01/18
ブラックティー
2
大学院生の瑞希は思わぬことから19世紀末のロンドンにタイムスリップ、ホームズと共に難事件の解決に乗り出すことになり、徐々に彼に思いを寄せるようになるが…と粗筋を書くとドリーム小説みたいですが、高校生の私にパスティーシュの面白さを教えてくれた1冊です。当時は瑞希に感情移入しまくっていました。他にもタイム・マシン、ディオゲネス・クラブ、マザーグースの殺人、ヴィクトリア朝の食品事情、語られざる事件であるフィリモア氏の失踪、ホームズの知られざる過去などがギュッと詰め込まれていておススメです。（再読） 2013/03/30
kanamori
1
☆☆★2017/02/14
