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内容説明
鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
1758
初読。登場する作品と共に、同じく古書店が舞台の月魚(三浦しをん著)が読みたくなった。私も小学3年生頃に太宰の人間失格で読書感想文を書いて「子どもらしくない」と言われた。大人になってからラノベを読み出したけど、本とは出会ったタイミングが読むタイミングだと思うのだ。2011/11/21
mitei
1640
本を手がかりに色んな話しが展開していくのが面白い。参考文献の古書を揃えて読んでみたいが、どれも高そうだし見つけにくそうに感じるけど実際はどうなんだろ?2012/01/20
HIRO1970
1572
⭐️⭐️⭐️⭐️三上さんはまだ2冊目。古書のトリビアを入れながらの3つの謎解きがありました。今回も軽くサラッと読めます。知ってる事の中に少し知らない事がある。このバランスが絶妙です。得意科目の授業を受けてるみたいな感じでストレスフリーでした。次も楽しみです。2016/10/24
佐々陽太朗(K.Tsubota)
1555
実は本屋の手違いでこちらが先に届いた。カバーがかかっていたのでタイトルをよく確認せずこちらから読み始めた。途中で気付いて第一巻を手に入れるまで読むのをやめようかと思ったがやめることができなかった。それほどまでにこの物語に、いや、栞子さんに魅了されていた。本書を読み終えるやいなや本屋に走り、第一巻~栞子さんと奇妙な客人たち~を手に入れ、読み始めた。二巻逆一気読み。第三巻はまだ発刊されていない。禁断症状緩和のため、せめて本の虫の女性主人公が登場するという『六の宮の姫君』(北村薫・著)を読むこととしよう。2012/03/10
どんちん
1542
2作目で、若干遅いのかもしれないが、ちょっと気づきました。これって、1話完結の短編なのかなと思ってましたが、そうでもなさそうなんですね、当面は栞子の過去&母(智恵子怖いです。。。)!がテーマみたいなw 天然な栞子とノーマルな大輔の組み合わせは悪くないのだが、大輔&晶穂の組み合わせの方がキャラとしては、しっくりくるなぁ。もっともそうなると、この物語は成り立たないのだがww さて、藤子不二雄のマンガ、アニメとともに育った自分はとても「UTOPIA 最後の世界大戦」が気になるところですね。 2014/11/30