内容説明
2002年夏、ワールドカップに浮かれ気分の東京―。僕と彼女は何度も何度も嘘をつき、傷つけ、愛し合った。彼女からのメールにはロラン・バルトの「嫉妬するわたしは四度苦しむ」なんていう愛のメッセージが綴られていた。妻に盗み読まれていることも、知らなかった…。ベストセラー作家が描く、狂おしいほどの恋愛小説。
著者等紹介
蓮見圭一[ハスミケイイチ]
1959年、秋田市生まれ。立教大学卒業後、新聞社、出版社に勤務。2001年に刊行したデビュー作『水曜の朝、午前三時』が各紙誌で絶賛され、ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつこ
2
本当によく喋るはるかに振り回される大人の関係が描かれてる。何度かつじつまが合わないように感じ、終わりもよくわからない。読んでいるのが不思議になってきた。2011/08/29
s_n
1
昔人から勧められたのを読みやすそうで手に取ってみたが、これがもう忠実なまでにダブル村上の劣化コピーだった。2017/01/03
CEJZ_
1
1P16行。薄い文庫だったので安易に手にとり読んでみた。「ラジオ・エチオピア」って何ですのん?と思ったら、パティ・スミスの曲名からだった。また音楽絡みの小説かと思ったら、そうでもなかった。2003年に文學界に掲載された作品。作品内で、名刺とチラシを図示する意味は何だったのか?面白さがよくわからないまま読了したが、いかにも蓮見圭一が書きそうなカンジの小説だなあとは思った。困ったことに巻末に解説はないのである。2015/07/31
篠田@書店員復帰を目指し中!
1
透明感の溢れる文章で大人の恋愛小説を描かれた感じ。男性の作家が書く恋愛小説の典型的な女性像だったのが少し残念。2011/05/22
ドリアン・グレイ
0
共感できない恋愛?が続く話だった2017/07/14