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内容説明
スフィア再開の宣伝をかねて、現実の東京で開催されたイベントゲーム「タクティクス東京」。サークル存続のため、部長の青原遙花は参加に意気込む。しかし―、「…東京をあきらめないで」謎の言葉を残してサークルを離脱した高橋悠羽美。やがて「スフィア世界」から“魔王の部下を名乗る四天王”が現れ、都内各所に拠点を築きはじめる。さらにはイベントに参加していた前田たちが、ゲームから抜け出せなくなるというトラブルに巻き込まれてしまい…!?現実世界でゲームの“制約”に縛られたSSSメンバーの運命は―?『ラプンツェルの翼』コンビが贈る、待望の新シリーズ第2弾。
著者等紹介
土橋真二郎[ドバシシンジロウ]
2月7日生まれ。花屋の店員をしながら書いた『扉の外』で第13回電撃小説大賞・金賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
8
「ああ、このシリーズを続けるんだ……」が正直な感想。とりあえずキープしたものの、次巻は買わないかも。 現実空間に仮想空間を重ねたMMORPGの話。割に爽やか。裏切る仲間はおらず、だって僕たち友達だから!友情の勝利!みたいな感じ。ゲームとしての戦略面の面白さもなし。ただの巨大MMORPGの様子を描いただけ。 土橋さん得意の、秀逸な心理描写とゲームはどこへいった!?2011/09/17
1_k
7
1巻は残念な出来でしたが、2巻の方もちょっと……。リアル空間でプレイするMMO(ちょっとストラテジーゲーム風味)ってコンセプトなんでしょうけど、主人公らと一般プレイヤーのディスコミュニケーションっぷりに??? 土橋先生はMMOではこんなプレイスタイルなんでしょうか。それ以外にもルールやらシステムやらに突っ込みどころがありまくりで、主人公がなぜただのゲームをこんなにリアルに感じるかに説得力が皆無。所詮お遊びじゃん。これ、まだ続けるんですか?2011/09/18
伊瀬有佐
7
FEとかSNみたいなゲームの話。あぁ、もう。土橋さん、ついに“ラノベ”に堕ちたの!? いつもの人間不信になるような心理描写もないし、ゲーム要素も所詮は仮想空間の出来事で現実世界には何の影響もないなのでスリルもない……。あ、面白くないわけじゃないんですよ。みなさんおっしゃってますが、コレジャナイ感がするだけで。何かあったんかなぁ? 『生贄』で何かしら苦情が来たとか? それにしても、スフィア全盛期やって欲しいなぁ。土橋作品を買って最初に読むのはあとがきです。2011/09/13
jujubell
6
面白くないってほどでもないけど、土橋作品としてはコレジャナイ感がスゴい。負けて失うものがそこまで大きいとは思えないためにのめり込みきれない。例えばこれがゲームシナリオで、主人公となりあのゲームのプレイヤーとなるのならまた面白いかもしれないが。最後の方で現実世界とスフィアがシンクロ(?)したような感じになっていたが、スフィアで受けたダメージが現実にフィードバックされる(向こうで死んだらこちらでも死ぬ)とかなったら土橋さんらしくなるのかなとか思いました。あ、相変わらずあのあとがき大好きです。2011/09/12
ごぅ。
5
イベントゲーム「タクティクス東京」から漏れ出す仮想世界と現実世界の境界が混同し始めて、、、大多数でのVR対戦ゲームというか図でいくとボードゲームに近い描写と青春的なモノを掛け合わせたような感じ、、キャラクター的に四天王は楽しかった。。2019/11/30