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内容説明
平日は上司と部下として、休日はメイプル・ホームの給仕役と料理人として日々を送る石峰真夜と梶原健二。そんな2人に、名古屋出張の辞令が出た。急な話に訝しみながら現場に向かったところ、案の定工事の進捗は芳しくなく、名古屋支店の作業員・高橋からも噛み付かれる始末。収支を含め、プロジェクトが“炎上”していることを把握した2人は、火消しに努めようとするが―そこでさらなるトラブルが発覚した。用意された宿が、なんとツインルーム1室のみで…!?くたびれたSEと年下の女上司の物語、続編登場。
著者等紹介
水沢あきと[ミズサワアキト]
2006年『風の砂漠、風の塔』にて第6回電撃hp短編小説賞・銀賞を受賞。東京都内在住の文系SE(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dr2006
41
第二弾も面白かった。今回は主人公健二と真夜が務めるIT系ケーイージー社の名古屋支店が舞台。ケーイージー社は、J大学新校舎ビル建設元請D建設社より情報システムの構築を請け負っているが、進捗遅れと採算の巻き返しの為、急きょ東京本社の二人がヘルプで投入されることになった。工事の現場では進捗遅れの他にも、非合法な取引や遵法建築等重大な問題がある事が発覚する。土日はカフェ店員というラノベ的設定を除けば、IT業界の複雑な商流や過酷な労働等深奥を晒す堅めのプロットにハマる。二人の今後❤も気になるので次も続けて読む。2020/03/24
Yobata
29
名古屋のJ大新校舎建築に伴い名古屋支所に派遣された石峰と梶原。しかしそこは規格外コンクリートによる違法建築で石峰は自身の左遷も辞さなく公表を決断するが梶原は止める。だが代替案が浮かばずこのまま放っておくと本社による見切りがおきてしまい…。名古屋出張なので今回はメイド要素が少なかったけど、お泊まりが一部屋ツインベッドと関係は加速…と思いきや大学時代の女が現れるという典型的なパターンw彼女を守るためと一人で奮闘するも空回り、市瀬さんが言ってた通り思いやってるつもりで不安にさせてる独り相撲状態だよねw→2014/08/07
参謀
13
順番が前後してしまいましたが、これで不思議系上司シリーズを読み終えました。もちろんこの巻もSEの話で今回はクラウドだったり、あとはコンプライアンスや時間外労働などの問題点を扱っています。契約は請負や委任によっても全然違うんですよね。エンドユーザーから入金があるまで、下請けにはお金は払わないって会社はたまにあるけど、そんな契約になってないんですけど・・・WBSはちゃんと作るのは当たり前。でもまずは要件定義がしっかりできてるのが大前提です。今巻ではメイドカフェでのまさかの新キャラ登場w面白かったです。2013/08/10
RED FOX
12
SEさんたちのモーレツな働きっぷりにちょっとグッときてしまいました。しかも休日はメイド喫茶でバイト!若いなあ(笑)2014/08/23
た〜
12
悪くはないんだけれど、二重生活や元カノ・・・にできなかった女性の登場の意義が薄いような。もっと設定を活かして欲しいかな2014/08/20
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