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内容説明
彼女のあだ名はロボ。もちろん人間の女の子だけど、話し方が堅苦しくて、感情をあまり表に出さず、ときどき変な行動―“誤作動”を起こす。そして、「未来」がほんの少しだけ見える、らしい…。暑い夏の日。俺は付き合い始めた彼女との関係に悩み、アホな友人は河原でロケットを飛ばそうとし、昔のクラスメイトは行方不明になった友達を捜している。でも、そんな平和な町のどこかでは物騒な事件が起こっていて…。様々な人達の糸が絡み合う、不思議なひと夏の物語。
著者等紹介
他嶋晋也[タジマシンヤ]
群馬県出身。写真屋を営む実家の夜間警備をしながら小説を書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
22
(埋め読発掘)はてこんな本持っていたっけ?な本を本棚の割りと目立つところから見つけたので読んでみた。序盤のうちは何がなんだかさっぱり分からず、中盤でだんだん面白くなってくるものの、ラストはよくわからん。2016/05/13
ペトロトキシン
18
表紙のイメージで読み進めたので、読み終わったときに自分勝手ながら騙された感情を抱く。これは表紙で勝手にイメージを膨らませた自分も悪い。多分表紙のイメージはロボなんだろうけど、爽やか学園ものかと思ってたら、奇想天外なSFものだった。しかも、結構人死んじゃってるし……。未来予知、神様設定、幽霊どれも何だか中途半端なんだよね。神様だから万能なのかと思いきや、案外融通きかなくて弱っちいし。実は神様と思ってただけの妄想男なのかな。でも動く死体の部分が説明つかんしな。うーん、やっぱり中途半端。2016/06/10
秀玉
13
青春ラノベ的と思ったら、不思議な力を少し持った人たちが出てきて、あらぬ方向に。読み終わってからタイトルをしみじみと感じる。宇宙のゴミが詰まっている内容と思って読み進めたら、本当にそんな下りが出てきた。未来を感じる少女、次元が違う世界から幽霊?になって戻ってきた少女、少しだけ不思議な力を持っている大道芸人とその妻。人をあやつり、神様を自称しているホームレス。そして主人公とロケットオタクの友人がどこに向かおうとしているのか。後半、彼らがある一点に集まりそうだとは感じる。ドタバタではない、意外とさわやかな結末。2022/01/10
たこやき
10
ラブコメっぽいものを想像していたら、もっとSFよりだった。キャラクター自体はなかなか魅力的だし、不思議な力とか、そういうものについてのひとつの仮説という結末も面白い。読後感も悪くない。そういうところで魅力は感じた。ただ、全体を通すと、群像劇とは言え、どうもまとまりに欠ける感があり、最後まで謎を引っ張るため、どうにもどこへ行くのかわからず、だらだらとした印象に。もう少し、話の方向性をひとつ付けてくれれば化けそうな気がするのだが……2012/04/14
タカユキ
9
変わった彼女と一般人主人公が哲学っぽいこと語る青春モノくらいであればそれなりに楽しめたかもしれないけど、詰め込みすぎ。yの最初の連中いらんだろ。後味悪いだけだわ。2011/02/06
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