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内容説明
京都に佇む風鈴専門店『風の通り路』。この店には、お人好しな兄弟が働いている。代々伝わる不思議な風鈴により悩みを抱えた客の来店を知る店長・遊佐和真は、今日も今日とて商売そっちのけで客の問題に首をつっこむ日々。その兄の行動に困りながらも協力してしまう弟・隆司。そんな二人が働く風鈴屋に、ある老婦人が訪れる。亡き夫が京都の地に捨てたという過去の想いを巡って和真たちは老婦人と共に想いを探り…。これは、風鈴によって人々の悩みを幸せに変える、心優しき風鈴屋兄弟の物語―。
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
42
こんな風鈴屋さんの店員に会ったら、私なら全速力で逃げちゃうなぁ(^-^;あんまり利益度外視なお店はどうなのかな、心配になっちゃうな。悪くはないけど、ちょっと浅い気がしました。2017/03/21
すみの
32
両親が遺した風鈴店「風の通る路」の接客担当・和真(兄)と風鈴職人・隆司(弟)。ふと立ち寄った客の中に悩み事をもった大会社社長夫人と修学旅行中の女子高生がいた。彼女達の悩みを兄弟が解決していきます。風鈴いいですよね~。人の悩みを知ると突っ走るお兄ちゃんは隣店の看板娘・明子さんがいないとダメね。良いカップルです!冷静・寡黙な弟と足して二で割ると丁度良いですがそんなわけにはいかず・・・。しかし、兄弟であーだこーだと言いあっても仲は良いのが伝わってきます。2015/10/15
coco夏ko10角
28
仲の良い兄弟が京都でやっている風鈴屋。もっとページ使って京都の四季×風鈴を楽しみたかった。2016/01/06
とも
17
風鈴の描写が涼しげ。縁側で風を感じたくなります。梟の風鈴の不思議と現実的な悩みを地道に解決するアンバランスさはあったもののさらっと読めました。恋の行方とかは持ち越し?2015/06/08
ううち
12
せわしない兄と落ち着いた弟が営む京都の風鈴屋さんのお話。志津さんが受け取ったご主人からのメッセージにじんわりきました。風鈴についてのウンチクが嬉しい。さらっと読みやすかったです。2015/05/31