内容説明
本書は、宗教哲学から組織神学へと至る途上において書かれた神学論文集である。
目次
第1章 後期ハイデガーとハインリッヒ・オット
第2章 ハイデガーにおける解釈学と言葉の問題
第3章 H・オットの人格と祈りの神学―ハイデガーの死の理解との対決
第4章 H・オットの聖霊の神学―人格と祈りの神学から聖霊の神学へ
第5章 神の言葉と解釈学
第6章 教義学の問題としての解釈学―デイームのブルトマン神学に対する内在的批判
第7章 モルトマンの十字架の神学の展開―その三位一体論理解について
第8章 モルトマン神学における汎内神論
第9章 モルトマン神学における身体性の理解―復活の霊によって生かされる身体のかたち
第10章 モルトマン神学における聖霊論の展開
第11章 モルトマンの宇宙論的終末論の展開―人格と自然のヒュポスタシス的一体性