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内容説明
瀬戸内海に浮かぶ小さな島に建つ、茅埜辺市立博物館。遠くから見る光景は、まるで海に浮かんでいるかのよう。美しい自然に囲まれたその博物館では、個性豊かな学芸員たちが日々、懸命に働いている。そして訪れる客たちも、いわくつきの人ばかり。そんな素敵(?)な環境の中、臨時職員として働きはじめたばかりの新人女子・若菜は、悪戦苦闘しながらも、笑顔を忘れず、成長していく。書き下ろし。
著者等紹介
行田尚希[ユキタナオキ]
2月1日生まれ。第19回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞し、『路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
78
久しぶりのお仕事小説…瀬戸内海に浮かぶ小さな島に建つ、博物館。臨時職員として働きはじめた女の子の奮闘記(*^^*)博物館に限らず学芸員に成るのって大変なんですね2020/08/16
papako
70
タイトル、ただの状況説明になっちゃっていてもったいない。海の上にあるけど、特に設定は活かされず。登場人物たちもあんまり魅力ないし、博物館のお仕事もあんまりだし。なんとなく読んじゃいました。2020/07/18
七色一味
58
読破。タイトル、表紙ともにお好みだったんですが、中身は…(^O^;)☆博物館学、大学で取得しておけば学芸員の道もあったなぁ、と思ったのはず~っと昔のことですが、博物館がどんなお仕事なのかは、多少参考になったかもしれません。物語的には悪くない印象なんですが、意味ない(と思われる)登場人物が多くて雑然とした感じを受けました。2015/04/06
はる
56
小さな島の博物館の、臨時職員となった女性の成長期。一途で一生懸命だけど、少しドジな主人公はお仕事小説の定番。少し軽い感じですが、ホンワカと纏まっていて面白かったです。特に子供たちとの触れ合いの描写が好み。ただ、同僚たちはちょっと無理に個性的にした感があって気になりました。登場人物が多めだけれど、シリーズ化の布石かな。2015/07/24
ぶんこ
51
他の事を考えてボォ〜としたり、雪道で迷ったり、感情をモロに出す若菜さんに共感出来ませんでした。 周りの人が大らかさなのと、普通の職場でないから許されるのでしょうか? それだけ大らかな職場で、若菜さんはよかったですね。 それはともかく、博物館の学芸員のお仕事内容が判って、その点は面白かったです。 徳島の大塚美術館を彷彿させる立地ですね。 鷹臣くんは若者らしい一本気さが気持ちよかったです。 フレンチカフェもいいけど、藍沢さんの家の代わりになる子供達の避難所が出来るといいなぁ。2015/08/21